全損保結成70周年記念シンポジウムを開催


70年の歴史を振り返り明日への展望を語る


117人で歴史を振り返った70周年記念シンポジウム
117人で歴史を振り返った70周年記念シンポジウム


 11月9日、全損保は結成70周年記念シンポジウムを開催し、117人が参加し、パネルディスカッションを通して70年の歴史を振り返りました。
 パネラーは、全損保本部四役である山本副委員長、荒木書記長、及川副書記長が務め、浦上委員長の進行のもとですすめられました。

全体司会の西田常任中執 コーディネーターの浦上委員長 パネラーの山本副委員長 パネラーの荒木書記長 パネラーの及川副書記長
全体司会の
西田常任中執
コーディネーターの
浦上委員長
パネラーの
山本副委員長
パネラーの
荒木書記長
パネラーの
及川副書記長

 ディスカッションは、70周年記念誌「たたかいとる力を高めるために企業の枠をこえて」を素材に、パネラーから、全損保結成から1960年代の分裂・脱退攻撃といった草創期の運動、外勤社員制度廃止に抗した日動外勤のたたかい、労働実態の悪化がもたらした労災闘争、損保民主化運動と「自由化」による損保の変質とのたたかい、組合員の声と思いからすすめてきた運動などのパートごとに報告され、それぞれのパートで論議を深め、どんな思いで、なぜたたかいに立ち上がったのか、職場に何を伝えたいのか、70年間で貫かれた「全損保らしさ」とは、などが時間いっぱいに語られました。
 ディスカッションを通じて、「誰かが困ったらみんなが駆けつける」ことで、産業や職場、平和と民主主義、雇用、権利、生活と労働を守ってきた成果とそれをもたらし積み重ねてきた「たたかいとる力」とその土台となった会社が違っても同じ全損保で集まることができる「企業の枠をこえて」という全損保の歴史がいきいきと語られ、参加者117人に、さまざまな教訓を積み重ねていまここにある全損保の値打ちが伝わるシンポジウムとなりました。

会場発言の中島中執 会場発言の管野さん(元日新支部) 会場発言の居相さん(元ゼネラリ分会) 会場発言の長尾さん(元R&S支部)
会場発言の
中島中執

会場発言の
管野さん
(元日新支部)
会場発言の
居相さん
(元ゼネラリ分会)
会場発言の
長尾さん
(元R&S支部)

 全損保は、このシンポジウムも力に、70周年記念スローガンの「仲間の声と期待を力に全損保らしく歩みつづける」を実践しつづけることで、損保に働く仲間が幸せにいきいきと働き続けられる時代が展望できるように、奮闘していきます。

※シンポジウムの詳細は、「特設ページ」をご覧下さい。また、機関紙「全損保」号外(12月発行予定)でもお知らせします。


シンポジウムの感想より
70周年誌を少しずつ読んできて、あらためて知ったことが多いです。「住友闘争 すさまじい経営の攻撃と人権侵害」この題名そのものでした。最後まであきらめず闘い続けた結果勝ちとることができました。闘争の多さ、それほど損保各社はおかしなことばかり。今後私たちにできることは「集まって語り合って」、一人で悩んでいる人がいないようにしていきたいと思います。
全損保の歴史は、常に闘うという姿勢を貫いてきた結果の連続だと思いました。労働者の地位・処遇等の維持・改善は、じっとしていても変わるものではありません。労働者の一人ひとりが声をあげ、行動することで、つかみとれるのであることを教えてもらえたような内容でした。
パネリスト3名の方々に、それぞれのテーマにあわせて詳細説明していただき、「会社の言いなりにならない」と再確認しました。また、全損保の誕生から今日まで、たくさんのたたかいを知り、特に、「二度と再びこのような不幸な事態を発生させないような職場づくり」(労災闘争)が心に響き、“雇用と権利”を守り抜くため、労働組合の団結の力でたたかい続けなければと確信しました。
全損保の70周年のあゆみの重みをシンポジウムの話を通して実感しました。生死を伴う犠牲もあったなかで、多くの闘いがあったことを知り衝撃でした。多くの先輩方の築いてこられた土台の上に私たちの仕事が守られていることを感じました。仕事のみをしていればいいのではなく、自分と組合との関係を考えさせられる機会となりました。仕事に対する姿勢もあらためる必要を感じました。
今日は、全損保が誕生してからたくさんのいろいろな大変な努力をしてたたかってきたのだと、お話を聞け、知ることができ、全損保のあり方、全損保の皆さんの思いが伝わりました。「全損保らしさ」という言葉の意味。「困った仲間一人ひとりの要求を大切にし、みんなが助け、その実現のために努力する。どのような困難があっても、譲れないものは譲らず全体でたたかう」という考え、思いに感動しました。今、私にできることは微力ながらも、全損保の一人として、みなさんの声と一緒に声を上げていきたいと思います。
私も入社してから、日動外勤のたたかいでは何度かビラ配りに参加しました。今回70周年シンポジウムに参加して、外資のたたかいでは、労働組合が無かった人たちを解決させ、感謝したという声を聞き、全損保は無くてはならないと思いました。
シンポジウムに参加させていただき感謝です。全損保ってすごい。自分の認識が変わりました。今まで全損保は遠い存在でした。帰りましたら記念誌をよくよく読ませていただきます。知っていることもあり、知らないことが沢山あり、全部読ませていただきます。最後に、平和を守る運動に積極的に参画いたします。
各損保の方が多数参加する会合に初めて参加しました。周囲の方は知らない方ばかりなのに、聞いている話にみんなうなずいている、みんな真剣に聞いている。知らない方も、自分と考えは同じだ。元気の出る集まりです。引き続き、全損保で頑張ろうと気持ちを新たにしました。
次の10年を担っていくのは自分たちだ、という自覚とたたかいを発展させるのも、組織を弱体・後退させるのも、いま一つひとつの活動を積み重ねていくことで大きく左右させると感じています。あきらめないこと、みんなを元気にすること、を軸にこの素晴らしい組織の大切さを実感してもらえるように漕ぎ続けていきたいと思います。



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