「一人一言」を力に、
職場からたたかう2012年春闘
支部地協代表者会議を開催

「私たちをとりまく情勢と2012年春闘方針」提起
「私たちをとりまく情勢と2012年春闘方針」提起


 1月14日(土)、東京:会議室プラザ八重洲北口で、支部地協代表者会議を開催しました。会議には、本部、各支部・地協代表、友好労組である大同火災労働組合、損保料率機構労働組合の仲間、計38名が参加し、2012年春闘に向け、情勢認識の一致をはかり、春闘の運動方針と、秋からとりくんできた「一人一言運動」の到達点、今後の運動について論議されました。

 全体会は、及川副書記長(日動外勤支部)の進行ですすみ、西田賃対部長(常任中執、共栄支部)の開会あいさつ、友好労組の仲間の紹介の後、浦上委員長が、「私たちをとりまく情勢と2012年春闘方針」について提起を行いました。提起では、欧州債務問題などによる世界的な株式市場の低迷、かつてない為替相場の変動による世界経済危機の様相と、震災、原発事故からの復興が求められる日本の政治・経済の問題点を指摘しました。損保では、国内市場の縮小と大規模自然災害の発生などから、各社の収益が圧迫され、これまでになく経営の危機感が強まり、損保再編「合理化」情勢第二幕が先行き不透明に深まっている状況について具体的な事例をあげながら説明しました。そのもとで職場では「年中キャンペーン」とも言われる営業督励がすすめられ、徹底した数値管理と個人責任の追及など、あらゆる面から歪みがもたらされ、将来不安が働く者の共通項になっている様相が明らかにされました。そのうえで、この春闘を、一人ひとりの人生を守るため、「一人一言」などに書かれた思いを力に、いまもっとも求められる要求と課題を掲げ、職場からたたかう春闘と位置付け、とりくみをすすめようと訴えました。また、秋のたたかいからとりくんできた「一人一言運動」について、これまでの到達点を確認するとともに、春闘期間を通じてさらに運動を前進させていくことが提起されました。

活発な意見交換を行った分散会
活発な意見交換を行った分散会

2012年春闘に向けて団結ガンバロー
2012年春闘に向けて団結ガンバロー

 これを受けて分散会、外勤分科会が開催され、情勢認識を深めながら、各支部・地協の代表者が、それぞれの論議状況を踏まえて、春闘に向けたとりくみを報告し、主要課題への意思統一がはかられ、「一人一言運動」の今後について確認を行いました。その後の全体会では、友好労組の代表のあいさつ、会場発言(大阪地協)、澤田外勤部長(常任中執、日動外勤支部)による外勤分科会報告、道家書記長による討論のまとめが行われ、2012年春闘アピール「『一人一言』を力に、職場からたたかう2012年春闘」が採択されました。会議は、佐藤副委員長(損保ジャパン支部)の閉会のあいさつと団結ガンバローで締めくくられました。

 全損保では、この会議の討論を受け、各支部・地協が2012年春闘の要求・課題を確立する論議をすすめ、3月の中央委員会で方針を確立し、要求実現に向け、たたかいをすすめます。



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