損保平和交流集会・損保従業員原爆犠牲者慰霊祭

平和の大切さを感じ、とりくみ続ける

平和運動の継続を誓い合った損保平和交流集会
平和運動の継続を誓い合った損保平和交流集会


 8月5日・6日 全損保は原水爆2026年世界大会に連帯し、広島において損保平和交流集会・損保従業員原爆犠牲者慰霊祭にとりくみました。

【8月5日 損保平和交流集会】
司会の神藪さん(損保ジャパン支部)
司会の神藪さん
(損保ジャパン支部)

 損保平和交流集会には、組合員、友好労組およびOB合わせて20名が参加しました。
 最初に原爆で亡くなられた損保従業員はじめ、すべての被爆者に黙祷を捧げました。
 続いて主催者あいさつをおこなった全損保浦上委員長は、全損保が結成以来、人を大切にする労働組合として平和と民主主義を守る運動に注力してきた歴史、また戦時中、損保が国家統制に巻き込まれ、社会的役割を果たせなくなった苦い経験から、戦後「損保は平和産業」の思いで復興させていった歴史にふれ、一人でも多くの組合員が平和について考え行動することの大切さを語りました。そして、全国の組合員、OBに呼びかけとりくまれた「折り鶴」も多く集まり、運動が広がっていることを紹介しました。

 その後の学習会では、広島県原爆被害者団体協議会の大内正子さんをお招きしました。
 被爆2世である大内さんからは、今年の4月25日〜5月4日におこなわれた日本原水協が主催する「NPTニューヨーク行動」に参加されたなかでの経験や感じたことを中心に講演を受けました。

講演する大内正子さん
講演する
大内正子さん

 国連でのNPT再検討会議の傍聴では、会議冒頭から副議長国にイランが選ばれるとアメリカが反対し、その後もアメリカに同調する国々から反論が出され会議進行が遅れたことで最終文書採決に不安を感じたこと、一方でアフリカ、南アメリカ、東南アジアの国々がNPT第6条(すべての加盟国に対し、核軍備競争の早期停止や核軍縮に関する効果的措置、および全面的・完全な軍備縮小に関する条約について「誠実に交渉を行うこと」を義務付けた規定)の履行を堂々と発言していて元気をもらったと、傍聴の感想を述べました。
 また、ニューヨークの中学校で教師・保護者・生徒など100名を前に被爆者である母親の体験を手作りの紙芝居を使って語り、放射線だけでなく“トラウマ”と“被爆差別”を持って生きなければならなかった母親が「原爆はいけん。戦争もいけん」と繰り返していたことをニューヨークの市民に伝え、好意的に聞いてくれた様子なども報告されました。
 そして、女性交流会では、学生の平和団体の人たちが500人も参加していたとし、「トランプ大統領の国アメリカで多くの学生が平和を願って行動していることに、今後の活動への勇気をもらいました」と充実したニューヨーク行動について資料を交えて語りました。
 最後に、「現在、世界には12,000発を超える核兵器が存在し、その威力も広島に落とされた原爆の625倍です。核兵器が使用されたら人類の未来はありません。だから早く世界から核兵器を無くすためにこれからも語り部として活動していきます」と決意を語りました。

 講演を受けて、各支部・独立分会・OBの代表からの発言では、講演の感想や平和への思いなどが語られました。その後、集会アピールを採択し、禹書記長の閉会あいさつで閉会しました。


<参加者の感想より>
NPT再検討会議に参加してどのような行動をされたのか、具体的に伺うことができました。会議傍聴の様子や交流会、中学校訪問と、とても精力的に行動され、ニューヨーク市民の皆さんの受け止めが好意的だったとの感想を聞けてうれしく思いました。
久しぶりに参加させていただきありがとうございます。集会が開催されることが大事で、無ければ知る事も行動する事のきっかけも得ることができません。継続、運動をすすめることの大切さ、やはり全損保の方針の正しさをいつも痛感しています。
NPTに参加され、リアルな実情が伺えてとても興味深かったです。とても関心があったので、講演として選んでいただきありがとうございました。地道に運動されていることに敬意を表したいと思います。核兵器廃絶の運動はひとりではできないですが、一人ひとりの強い思いを集め、行動することが大切だと思いました。また、唯一の被爆国である日本の政府が、何故イニシアチブを取らないのか。先頭に立てば世界が少し明るい方向へすすんでいくのにと強く思いました。
戦争が起きれば多くの一般市民が犠牲になる。核兵器と戦争は絶対に無くさなければ・・・自分自身が今後どう平和運動にかかわっていかなければいけないのかということを改めて考える機会になりました。
広島の平和記念公園に労働組合として慰霊碑を持つ全損保の平和のとりくみを今後も絶やさぬよう広島の仲間とともにこれからも関り続けていきます。


【8月6日 損保従業員原爆犠牲者慰霊祭】
慰霊碑に手向けられた全国から集まった折り鶴
慰霊碑に手向けられた全国から集まった折り鶴
 8月6日、8時20分より全損保慰霊碑前で損保従業員原爆犠牲者慰霊祭を開催し、各支部・独立分会の代表者、組合員、友好労組およびOBなど27名の仲間が参列しました。
 損保従業員89名をはじめ原爆の犠牲者となられたすべての御霊に黙祷を捧げ、全損保浦上委員長が「毎年続けているこの慰霊祭が全損保の平和のとりくみの中心です。今後も組合員が、この時、この場所で平和の大切さを感じることを続けていきたいと思います」と主催者あいさつをおこなった後、参列者一人ひとりから献花がおこなわれました。
 各支部代表からの献花と参加者が手向けた小菊の花とともに、全国の組合員の平和への思いがこもった5,000羽を超える折り鶴が慰霊碑を覆い、参列者全員が平和への思いを新たにしました。

慰霊碑前で黙祷 平和を願って
慰霊碑前で黙祷 平和を願って




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