「生活改善をめざし
大幅賃上げ実現にむけたたかう」
2026年春闘

春の本部オルグを東京で開催
会場22人、オンライン13人の35人が参加した
会場22人、オンライン13人の35人が参加した


 2月18日、東京で2026年春闘本部オルグを開催しました。今回もこれまで同様、地方の組合員もリモートで視聴することも呼びかけ、会場22人、オンライン13人の合計10支部・独立分会から35人が参加しました。

 オルグは久保田常任中執(組対部長)がオルガナイザーを務め、すでに職場に提案している春闘方針について、2026春闘職場討議資料の内容にもとづいて、直近の情勢を補足しながら、とりまく情勢とともに春闘方針の説明を行いました。

“オルガナイザー久保田常任中執
オルガナイザーを務めた久保田常任中執

 オルグの中で久保田常任は、収束が見通せないウクライナ危機や中東での戦禍、世界的な物価高の長期化、トランプ政権がすすめる政策の動向などによる不透明な世界経済の様相。日本では、歴史的な円安とインバウンドの増加により大企業を中心に業績は顕著で内部留保が過去最高を更新する一方で、労働分配率が低下し続け、長期化する物価高も相まってすすむ実質賃金の低下、さらには横行する黒字リストラによる将来不安が個人消費を冷え込ませている経済政策、国民の期待に応えず、防衛費の増額や労働法制改悪など、国民軽視ですすめる政治の問題点、平和と民主主義を破壊する動向とともに、政府、財界がともに賃上げの必要性を強調する春闘情勢を説明しました。
 損保の状況については、火災保険の収支改善とともに政策保有株式の売却益が利益を大きく押し上げ大手社で過去最高益を更新する決算状況を説明したうえで、リスクを抱え停滞する経済情勢のなか、既存市場の縮小、技術革新に伴うビジネスモデルの変化やデジタル化、一連の不祥事への対応など多岐にわたる課題を抱え、そのすべての対応により一層のスピードが求められることから事業環境の先行きに対し、「企業規模の大小を問わず、経営の危機感はさらに強まっている」と指摘しました。そして、これまでのマーケットシェアを重視した政策の見直しを迫られるなかでも、「職場に歪みをふりまきながら『収益力の強化』をめざす動きは変わっていない」とし、「合理化・効率化」、労働生産性を追求することで損保の社会的役割が歪められ、働くものの誇りと働きがいの喪失を生んでいる職場状況を、営業や損調現場におけるお客様を無視した効率化の実例や代理店に対する品質評価による選別などを挙げて説明しました。また、こうした政策や経営姿勢が、「保険料の事前調整」をはじめとした一連の不祥事となって表れ、その本質は変わっていないとし、「こうした対応いかんによっては、産業のあり方とともに働き方や業務内容にも大きく影響することが想定されている」とし、産別の労働組合が職場の声と実態から主張していくことの重要性を強調しました。
 こうした情勢のもとで迎える2026年春闘に向けては、全損保が長い歴史のなかで築いてきた成果と到達点の土台にとりくむこと、「集まって話し合う」ことの重要性を強調し、「労働に見合っていない賃金を引上げ、生活を改善するとともに、損保に働く者の誇りと働きがいを取り戻すために春闘をたたかうことが求められている」とし、統一基準(案)、たたかいのスケジュールを説明しました。
“閉会挨拶の井出さん
閉会挨拶の井出さん



 最後に、「組合で役割を持って奮闘している仲間に対して、独りで抱え込まず、全損保が秋のたたかいから進めている、集会や地域組合員との意見交換会などの取り組みに仲間を誘って参加し、自由闊達に語り合える場を実感して元気をもらい、組合活動を頑張る原動力に変えていって欲しい」と呼びかけ終了しました。

 2026年春闘は、「生活改善をめざし、大幅賃上げ実現にむけたたかう」をスローガンに、いま最も求められる要求と課題を掲げ、地域で仲間が集まる場もつくりながら、一人ひとりの思いにたって、職場からたたかっていきます。

参加者の感想より
3%程度のベアを勝ち取ったとしても物価上昇を加味すると実質的には賃金が下がったことと同じであると思われることが討議資料から読み取れました。様々な課題をかかえる損保産業ですが、労働の対価となる賃金は会社が一方的に決めるものではないと思うので、春闘要求を実現するようたたかいます。
オルガナイザーが労働基準法見直しの動きに言及していた。私もこの動きは大変危険だと思う。立場の弱い労働者を保護するために制定されたはずの労基法の規制が「労使協調」の名のもとに次々と葬り去られ、まるでトランプ大統領と移民のような関係に変えられてしまうのではないか。労働者は、今の賃金では生活が苦しいから「もっと働かざるを得ない」のであり、「働きたい人が働けるように」というのは、まさにマッチポンプの輩の発言でしかない。
賃金が上がっても物価高に追いつかない!子育て世代をやっている者として、生活費、教育費など、非常に苦しい状況です。必ず今春闘も良い結果を勝ちとります。
日本の政治状況、経済状況の説明や損保の状況を分かりやすくまとめたレジメは、他の組合員に配布し、情報を共有したいと思いました。
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