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「西日本のつどいin大阪―学ぼう・話そう・楽しもう」を5年ぶりに開催 |
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2月15日(土)、コロナ禍で開催を見送っていた「西日本のつどい−学ぼう・話そう・楽しもう」を5年ぶりに大阪で開催し、西日本を中心に10支部・独立分会、友好労組から42名が参加しました。 今回の“学ぶ”は、岡山県労働者教育協会から長久啓太事務局長をお招きし、「安心して働き続けられる職場と労働条件を−労働組合の役割」と題した講演を受けました。
まず、生活するにあたって欠かせない「時間」と「お金」について説明しました。「時間」では、1日24時間のサイクルを例にあげ、「私たちは、24時間という限られたなかで『休む=メンテナンス』、『仕事=収入を得る』、『家事』、『ゆとり=自由』という時間を使っているが、そのなかでも『ゆとり』の時間が大切」、「生活にゆとりがあれば、『自分らしく生きる』条件が広がる」とし、豊かに生きるための「ゆとり」の重要性を強調しました。 「お金」については、「所得」から「生活費」を差し引いて、「ゆとり=プチ贅沢」の必要性を説明しました。そのうえで、休日を加味した「労働時間」と、得られる「所得」の関係が労働条件であり、「労働条件が良くなれば良くなるほど『生活の質=自分事の質』は高くなる」とし、「生活の質と労働条件は連動しているから労働条件にこだわることが大事」、「他人任せにできるものではなく、だから労働条件は自分事」と説明し、「改善の交渉ができる労働組合は自分事だと考えてほしい」と強調しました。そして、「勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する」(労働三権)と書かれた憲法第28条を紹介し、「選べる立場」である使用者の力に対し、「人権=自分が自分らしく生きるための権利の保障」を擁護する憲法をフル活用して労使対等に近づけ、人間らしく働ける労働条件を勝ちとるための労働組合への積極的な参加を訴えました。 その後、参加者同士のディスカッションを交えながら、身分が不安定な非正規雇用が増大する日本の雇用情勢、日本と海外の「ゆとり」に関する考え方の違い、「ケア」の重要性などを紹介しました。 最後に「いま、自己責任論がまかり通り誰にも依存しないことが一人前と言われる風潮がありますが、ケアが無ければ孤独になります。人間は孤独が一番つらいことです。労働組合はケアし合える職場をつくるための大きな役割を持っています。自分の時間とお金を使う労働組合の活動ですが、『自分事』だという意識を持ち、他人とケアし合うことの大切さを大事に、自分らしく生きてもらいたいと思います」と参加者に訴えました。
その後、各分散会の報告がなされた後、閉会のあいさつで久保田常任中執(日本興亜支部)は、「長久さんの講演で『あいさつが大事』だということをあらためて気づかされ、職場で実践してみようと思ってもらえたと思います。そうしたことが労働組合の場につながっていく道筋も見えた気がします。やはり、参加すれば何かを気づくことができるこうした場は大切であり、今後も開催し続けて全損保の良さを伝えていきたい」と述べました。 会場を移して開催した“楽しもう”=懇親会では、西日本のつどいでは恒例となった5つのチームに分かれた「言葉のビンゴ」で楽しみました。今年のお題は「くだもの」、」「テレビアニメ」、「スポーツ」とし、チームごとに作戦会議で盛り上がり、珍答や年代の差が出る答えも飛び出し、大いに盛り上がりました。また、3月で卒業・一区切りを迎える仲間へ花束贈呈のサプライズも。
西日本のつどいin大阪は、日頃、全損保のとりくみにふれることが難しい組合員が、会社や地域をこえて集まり、今後も地域で組合員が集まるとりくみの土台となりました。全損保では春闘期間中、各地域で、様々なつどいを開催していきます。組合員の積極的な参加を呼びかけます。
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