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損保平和交流集会・損保従業員原爆犠牲者慰霊祭 平和への思いを新たにする |
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8月5日・6日 全損保は原水爆2023年世界大会に連帯し、広島において損保平和交流集会・損保従業員原爆犠牲者慰霊祭にとりくみました。交流集会には20名が参加し、慰霊祭にも31名が参列しました。 【8月5日 損保平和交流集会】
最初に原爆で亡くなられた損保従業員はじめ、すべての被爆者に黙祷を捧げました。 続いて主催者あいさつをおこなった全損保中島副委員長は、全損保が結成以来、人を大切にする労働組合として平和と民主主義を守る運動に注力してきた歴史、また戦時中、損保が国家統制に巻き込まれ、社会的役割を果たせなくなった苦い経験から、戦後「損保は平和産業」の思いで復興させていった歴史にふれ、一人でも多くの組合員が平和について考え行動することの大切さが語られました。そして、全国の組合員に呼びかけとりくまれた「折り鶴」が8,000羽となり、運動が大きくひろがったことも紹介されました。 その後、「黒い雨訴訟」の第二次原告団長である岡久郁子さんをお招きし、「国・県・市に最終決断を迫りたい」と題した講演を受けました。
岡久さんは、ご自身の被爆体験と原水爆禁止運動の広がり、苦しんでいる被爆者の実像を紹介し、「黒い雨訴訟」を通じて、政府の姿勢を問い被爆者救済の必要性を語りました。最後に「私の生きがいは、憲法9条を守ること、日本政府に核兵器禁止条約を批准させること、原爆を投下したアメリカに責任を取らせることです。その思いを大切に、未来の人たちに“被爆者の願い”を伝えていくことです」と、ご自身の思いを訴えました。 講演を受けて、各支部・独立分会・OBの代表からの発言では、講演の感想や平和への思いなどが語られました。その後、集会アピールを採択し、渋川さん(損保ジャパン支部)の閉会あいさつで閉会しました。
【8月6日 損保従業員原爆犠牲者慰霊祭】 8月6日、8時30分より全損保慰霊碑前で損保従業員原爆犠牲者慰霊祭を開催し、各支部・独立分会の代表者、組合員、OBなど31名の仲間が集まりました。 損保従業員89名はじめ原爆の犠牲者となられたすべての御霊に黙祷を捧げ、全損保荒木常任中執が「毎年続けているこの慰霊祭が全損保の平和のとりくみの中心です。今後も組合員が、この時、この場所で平和の大切さを感じることを続けていきたいと思います」と主催者あいさつをおこなった後、参列者一人ひとりから献花がおこなわれました。各支部代表からの献花と参加者が手向けた小菊の花とともに、全国の組合員の平和への思いがこもった約8,000羽の折り鶴が慰霊碑を覆い、参加者全員が平和への思いを新たにしました。
【同日 慰霊碑めぐり】 慰霊祭終了後、代表派遣の人を中心に13名が参加して慰霊碑めぐりをおこないました。「全損保の碑」、「峠三吉の詩碑」、「元大正屋呉服店(レストハウス)」、「原爆ドーム」、「島外科(爆心地)」、「ジュノー博士の碑」を巡り、事前に準備してくれた現地組合員の説明を聞きながら、碑にまつわる歴史や建立の思いなどについて学び、平和の尊さについてあらためて考える場となりました。 |
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