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支部独立分会代表者会議を開催 今こそ賃上げ 主張を束ねて団結を強め、 確信をもってたたかう 2023年春闘に |
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全体会は、佐藤副委員長(損保ジャパン支部)の進行ですすみ、西田賃対部長(常任中執・共栄支部)の開会あいさつ、友好労組の仲間を紹介した後、浦上委員長が、「私たちをとりまく情勢と2023年春闘方針」を提起しました。
損保の状況について、国内外での自然災害の影響や交通量の増加による保険金支払いの増加によって増収減益となっている9月期の決算内容を説明しました。そのうえで、事業環境について、既存市場の縮小や大規模自然災害の発生懸念など、これまで経営が注視していた要因に加えて、不透明なコロナ禍の動向、ウクライナ危機の長期化による経済停滞、スピードが求められるデジタル化への対応など、「従来とは次元の異なる課題を抱えて不透明さを増している」とし、損保経営の危機感がさらに強まり、春闘においても、引き続き厳しい出方が想定されることを指摘しました。そして、大手社におけるマーケットシェアの競い合い、海外事業、新規事業領域の推進による収益拡大の状況とともに、中小社も巻き込んで「収益力の強化」をめざした「合理化・効率化」、労働生産性を追求する動きの強まりを、各社の具体的な政策にふれながら説明しました。また、職場ごとに運営がばらつきコミュニケーションが不足するテレワークの問題点、いまだに「マンパワー」で乗り切ろうとしている災害対応なども含めて、「その政策すべてが事業費削減に結びつき、損保産業の社会的役割が歪められ、働くものの誇りと働きがいの向上にはつながっていない」と指摘し、こうした過当競争のもとで、職場には不安や不満が広がる一方で、「何とかしてほしい」とする声とともに、72.3%の組合員が「昇給の確保・賃金水準の引き上げ」を求めているアンケート結果を紹介しました。 こうした状況のなか迎える2023年春闘では、「コロナ禍でとりくみに制約がかかることは避けられず、労働組合として春闘をたたかうにあたって最も大切な団結をつくることに困難さが生じている」としたうえで、感染対策を徹底しリアルで集まった本部オルグや、リモートを使った「地域組合員との意見交換会」など秋のたたかいでの運動の前進を紹介し、「知恵と工夫を出し合い、『集まること』の大切さを忘れずいつも意識し、現実的に組合員と対話する努力を実践する」ことが春闘をたたかう土台だと強調しました。そのうえで、賃上げを柱とした要求を掲げ、主張を束ねて団結を強化し、確信をもってたたかう春闘と位置付け、23年ぶりに水準を示す「統一基準案」、闘争スケジュールなど具体的な春闘構築について提起しました。
その後の全体会では、大同労組、損保料率機構労組の代表からのあいさつ、及川書記長による討論のまとめがおこなわれ、2023年春闘アピールが採択され、中島副委員長(日本興亜支部)の閉会のあいさつと団結ガンバローで締めくくられました。 全損保では、この討論を受け、各支部・独立分会が2023年春闘の要求・課題を確立する論議をすすめ、3月15日に開催する全損保第87回定期全国大会で方針を確立し、要求実現に向け、たたかいに入ります。 |
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