全国7ヵ所で本部オルグ開催


全損保70年の歴史から学び、
地域で組合員が集まり語りあうことの
大切さを確認


70年の歴史を振り返った本部オルグ:東京
70年の歴史を振り返った本部オルグ:東京


 全損保では、10月16日〜11月6日にかけて、札幌、東京、名古屋、大阪、高松、広島、福岡で本部オルグをおこない、159名が参加しました。

大阪オルグ
  大阪オルグ

高松オルグ
  高松オルグ

広島オルグ
  広島オルグ

 オルグでは、本部四役および常任中執が職場討議資料を使い、政治や経済がもたらす国民・労働者への被害を説明したうえで、そのもとですすめられる損保での「収益力の強化」をめざした各社政策が職場にもたらす歪みや矛盾などの問題点を明らかにしながら、早期支払い自体が競争となり労働実態が悪化している災害対応など、損保に働くものの実態も含めて、とりまく情勢を説明しました。
 また、11月5日に結成70周年を迎える全損保の歴史を記念誌「たたかいとる力を高めるために企業の枠をこえて」とともに、写真で70年を伝えるスライドショーの上映もおこなうなかで、全損保のたたかい、運動などを説明しました。そして、「70周年を迎えるこの労働組合を確信にすべての運動を前進させよう」をスローガンとした秋のたたかいの骨格と具体的なとりくみ、地域で組合員が集まり語り合うことの大切さについて確認し合い、とりくみへの意思統一をはかりました。

 参加者からは、職場の実態とともに、労働生産性が追求される働き方への問題意識や、欠員不補充による要員不足の深刻さなどの実態、各地で発生する大規模災害への対応における「早期支払い競争」の実像や労働実態の悪化が報告され、同じ損保に働く仲間として実態を共有し合いました。また、共栄火災における積立保険の販売停止が外勤組合員にもたらす被害や外資系損保社で繰り返される雇用攻撃などについても情報共有をはかり、「収益を尺度とする雇用攻撃は許さない」ことを認識しあいました。
 そして、「集まり語り合う」ことの大切さが確認され、同じ損保で働く仲間が地域で集まる場を可能な限り設定していくために、同じ地域に働く組合員同士が連絡を取り合って具体的なとりくみにつなげていくことを確認し合い、秋のたたかいは意気高くスタートしています。

本部オルグで寄せられた感想から
自分自身の社会人としての歴史そのものの「根っこ」が全損保という労働組合です。振り返るとさまざまな支えをいただきました。ありがとうございます。この「企業の枠」をこえたつながりを今後も大切に存続させていかなければと強く感じています。
産業別の労働組合として産業を監視し労働者の権利を守ってきた歴史にふれ感動しました。今後、産業構造が変化していくなかですが、自分の職場だけを見ると大変で展望が見えないけれど、集まって話し合うなかで、ルーツある経済社会を作っていく見通しを持ちたいと思います。
長い歴史の中で、「自由化」以降の経営統合・リストラとさまざまな変化(動向)がありました。そのたびに、地域で組合員が集まり、話し合い、情報交換の場を作り、困った仲間一人ひとりのために「全損保らしさ」を発揮してきました。「全損保は仲間」です。
支部の情宣紙にも記載しましたが、全損保が70年間も存在してきた理由、意義、歴史、実績を知り理解するために、記念誌を必ず読みましょうと勧めています。
経営に対して健全な企業運営を求めていくこと、当たり前の事で決してあきらめてはいけない。職場における疑問は声を上げていかなければいけない。全損保の一人一言の大切さ、今後も継続していくことが大切だと思います。
職場にいると日々の忙しさに追われ自分のことで精一杯となってしまいます。毎回のオルグ参加で、損保産業はどうなっているのか?世界経済は?政治は?と視野を広げることの重要性を再認識しています。
私たちをとりまく世界情勢やこの国における政治といった広い視野での労働環境や個人の働く者としての働きがいの変化を学ぶことができました。日頃から、自分が働く意味や仕事に対するやりがい、価値について考えることが増えてきていたため、本日のオルグを通して、新たな視点で、仕事、職場、人間関係等を見つめ直すきっかけになったと感じています。



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