2・23 西日本のつどいin岡山を開催
−9支部・独立分会から46名が参加−

西日本の各地から職場をこえて集まり
「〜学ぼう・話そう・楽しもう〜」を
参加者全員で体現

今年も46名が集まった「西日本のつどいin岡山」
今年も46名が集まった「西日本のつどいin岡山」


 2月23日(土)、「西日本のつどいin岡山―学ぼう・話そう・楽しもう」を開催し、職場をこえて近畿、中四国、九州など西日本全域から、46名の組合員が参加しました。
 このつどいは、「日常的に地域のとりくみに参加できない組合員が参加できるよう、地域を広げた『つどう場』の開催を追求する」との運動方針の具体化として、「各社・各支部・独立分会の情報や日頃の思いの交流と、楽しさを共有し全損保を感じられるつどいとし、参加したメンバーがそれぞれの地域で再会したいと思える」内容として企画し、昨年に引き続き開催したものです。
 “学ぼう”では、浦上委員長から「収益重視の経営政策で歪む損保の役割−みなさんが日常感じていることを代弁して」と題した問題提起、“話そう”では、参加者が3つの分散会分に分かれて職場の状況や日頃感じていることなど忌憚のない意見交換、“楽しもう”では、ゲームを交えた懇親会の3部構成としています。

“学ぼう”=損保の役割を共有
“学ぼう”=損保の役割を共有

“話そう”=職場が違っても悩みは同じ
“話そう”=職場が違っても悩みは同じ

“楽しもう”=ビンゴで大盛り上がり
“楽しもう”=ビンゴで大盛り上がり

 浦上委員長の問題提起では、収益を重視した各社の経営政策とその問題点を指摘したうえで、昨年解決した「外資のたたかい」の意義、共栄火災における積立保険の販売停止が外勤組合員に及ぼす影響、昨年相次いだ自然災害対応による労働実態の悪化と「早期支払い」を競い、「企業宣伝の具」にもされている現実が説明されました。そして、各社の経営理念を紹介し、「経営理念は、その会社の姿・形、意思を表すものだが、大手各社の理念には『サービス』とか『グローバル』などの言葉が並び、損害保険事業が語られていない」とし、「こうした各社の経営姿勢が損保の役割を歪め、働く者の誇りと働きがいを奪っている」と問題指摘しました。
 最後に、11月5日に全損保が結成70周年を迎えることを紹介し、「今日の場も含めて、各地域で開催される“つどい” に職場の仲間が声を掛け合って積極的に参加してもらい、話し合い、励まし合い展望を見出すことで元気に70周年を迎えたい」と訴えました。

 所属する支部・分会、年齢や社歴に関係なく3つの班に分かれた分散会では、全損保のつどいへ初めて参加したと緊張している参加者もいましたが、各人が自らの職場実態や日頃の悩みや不安を出し合うなかで、緊張もほぐれていき、若手組合員の悩みに他支部の参加者がアドバイスする場面もあって、参加者が忌憚なく意見を出し合い、会社の違いがあっても課題や悩みは共通していることを認識し合いました。

 全体会で、各分散会の代表者から報告があった後、場所を移した“楽しもう”の懇親会では、分散会の班ごとにテーブルを囲み、お酒も入るなかで、司会者の「歴代の横綱の名前を9つのマスに書いてください」と始まった“自分たちで考えるビンゴゲーム”では、テーブルごとにみんなで知恵を出し合ってマスを埋め、「ビンゴ!」の声とともに商品を獲得するなど、初めて会ったもの同士とは思えないほど、話の輪は広がり、笑顔あふれる懇親会となりました。

 西日本のつどいin岡山は、日頃、全損保のとりみにふれることが難しい組合員が、会社や地域をこえて多く集まり、今後も地域で組合員が集まるとりくみへの土台となるつどいとなりました。春闘期間中も地域でのつどいを開催しますので、積極的に参加してみてください。


参加者の感想より
各社抱えている問題や悩みについて共有でき、それらを解消するために全損保があることを再確認できた。キャリアの上の方から様々な考えやアドバイスをもらい、貴重な時間となりました。
委員長の問題提起は心にしみました。話された「全損保の良さ5つ」がとても胸に響きました。人間らしくを基本に労働者として育ててもらったと実感しています。人として思っていること、職場のおかしいことを自由に話ができ、明るく、前向きになれることが良いと思います。全損保70周年に在籍できることがうれしいです。
問題提起にあった、「労働者は何を求めていて、何に苦しんでいるのかを組合としてずっと考えてきた」という終始一貫している姿勢に感動を覚えました。今更に全損保に残って良かったと思います。分散会で聞いた「ここに来ると人間としての軸が取り戻せる」が心に残りました。
久しぶりにたくさん集まるつどいに参加できました。やっぱり集まって顔を見ながら声を聞くことの大切さを感じました。会社が嫌で嫌で仕方がない毎日。少し元気をもらいました。
「誇りと働きがい」とは?と問われて、「胸を張って今の自分に何が言えますか?」深く考えてしまう自分自身に今さら気づきました。あの頃は?どうだったかな?今よりももっと様々考えていたような。営利に流されず、社会的役割としての損保産業が継続されることを望みます。
つどいに参加して良かったです。日々家と会社との往復で過ごすだけとなっています。流され感があります。立ち止まって考える場が持てました。
職場や会社にとらわれず、“つどい”を継続できていること、自分の思い・声を出すことができることが、当たり前のようで“ありがたい”組合にいられることを誇りに思える。ぶれずに職場のひとり一人の怒りや要求を伝えていける場を皆で大事にしたい。
西日本のつどいは毎年参加していますが、他社の話を聞き、広い観点で物事を見直すことができるのでいつも来て良かったと思っています。
相談できる仲間がいることが実感できる会議でした。職場で起きていることは様々あるが、おかしいことには声を上げられる組合があることは素晴らしいと思う。





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