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「明日をみすえ今をただし、 職場からたたかい期待と要求をかなえる」 2019年春闘本部オルグを東京、名古屋、大阪で開催 |
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2月20日(水)に東京と名古屋、22日(金)に大阪で、2019年春闘本部オルグをおこない、役員・組合員合計86名が参加しました。本部常任中執メンバーがオルガナイザーを務め、すでに職場に提案している春闘方針について、「第79回定期全国大会議案」、「機関用討議資料」などを活用して、とりまく情勢とともに説明をおこないました。 オルグの中では、一部の大企業にのみ利益をもたらす一方で、中小零細企業や地域経済にはその恩恵が行きわたらず拡大する企業間格差、増税や社会保障費の負担感増、実質賃金の低下による将来不安が個人消費を停滞させ景気回復を実感できない経済政策、アメリカと財界の要望を優先し、国会内での「数の力」を土台に、多方面にわたる規制改革をおこないながら実行する成長戦略や経済政策の一環として労働者の働き方を変える「働き方改革」など、国民・労働者へ犠牲を強いる政治の問題点、平和と民主主義を破壊する動向、春闘に対する財界の姿勢などが説明されました。 その上で、損保の状況については、昨年相次いだ大規模自然災害によって業績の見通しが下降している状況を説明したうえで、国内市場の縮小や不安定な経済状況、IT化や技術革新に伴うビジネスモデルの変化など、事業環境が先行き不透明なことを理由に、企業規模の大小を問わず、各経営の危機感が依然として強いと指摘しました。こうした危機感がマーケットシェア競争の激化や、海外事業と新規事業での収益拡大をめざす動きにつながり、各社の政策すべてが「収益力の強化」をめざしたものとなっていることを、「合理化・効率化」、労働生産性の追求、外資における雇用問題、災害対応の問題点など、各社の具体政策を紹介し、その政策に矛盾を感じながら懸命に働く損保労働者の状況とともに、賃金水準の引上げへの期待と要求がいっそう高まっていることが確認され、仲間の声や思い、実態を土台に、今をただし、職場からかたたかうことで要求と期待をかなえる2019春闘方針が確認されました。 参加者からは、職場の実態や不安や疑問が口々に出され、損保の職場状況を参加者全員で共有し合い、地域で損保に働く仲間が集まって、語り合うことの大切さを実感するとともに、これから始まる春闘を、働くものの処遇を改善させ、職場や産業を健全にするたたかいにしようと意思統一がはかられました。 2019年春闘を、「明日をみすえ今をただし、職場からたたかい期待と要求をかなえる」をスローガンに、いま最も求められる要求と課題を掲げ、地域で仲間が集まる場もつくりながら、一人ひとりの思いにたって、主張を力に職場からたたかっていきます。
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