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損保平和交流集会・損保従業員原爆犠牲者慰霊祭 平和と民主主義の危機に私たちができること |
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8月5日・6日、全損保は原水爆禁止世界大会に連帯し、損保平和交流集会・損保従業員原爆犠牲者慰霊祭にとりくみました。交流集会には35名、慰霊祭には60名を超える仲間が参加しました。 【8月5日(土)損保平和交流集会】 「憲法」「戦争」「平和」 ― ともに学び、考え、思いを巡らせた時間 損保平和交流集会は、「核兵器のない世界」をめざす「原水爆禁止世界大会」に連帯し、平和は尊く、自らの手で築いていくものだということを確認しあう場、そして参加者相互が交流する場と位置付け、毎年、被爆地・広島で開催されています。今年は、安倍政権が明文改憲を現実のものにしようとしている緊迫した情勢の下での開催であり、例年に増して「平和」「民主主義」「日本国憲法」について深く学び、ともに考えようと企画し、とりくみました。
また、損保従業員原爆犠牲者慰霊祭に向け、「折鶴」のとりくみが1万羽を超え、昨年に以上に運動が大きく広がったことが紹介されました。
石口氏は、自身の弁護士活動の礎となった多くの事件や人物とのかかわり、広島での平和と民主主義を守る運動の歴史と現在、そして「GHQに押し付けられた」などと様々喧伝されている日本国憲法がいかにつくられていったのかなどを、時にユーモアを交え話されました。 そして、2013年末の特定秘密保護法から15年9月の安保法制、今年6月に強行採決された共謀罪法、そしてその先にある改憲について時系列を追って「なぜ、このタイミングだったのか。国民の何を縛り、何を奪い、何を見えなくするのか」について、細やかに解説されました。 石口氏は講演の最後に、「安倍政権のままなら改憲の国民投票実施は、大いにありうる。国政選挙と違い、運動の自由度の高い国民投票では権力側は物量で圧倒してくるだろう。それに抗していくには、今すぐ、日本国憲法の持つ価値とその活用を学び、知らせることが大切」と参加者にエールを贈りました。 講演につづき共謀罪についての学習DVDを視聴し学びを深めた後、全損保OGの濱中さんが「日本国憲法・前文」と「第九条」を朗読しました。「前文をじっくりと読み、聞くことなどない。崇高な文言にあらためて心を打たれた」と語る参加者も。 つづいて参加者からの発言へ。集会の感想や平和や憲法、職場のことなど、色々な思いを発信でき、懇親会の席も含め参加者全員の声が聞け、大いに交流することができました。その後、集会アピールの採択、閉会のあいさつと続き、翌6日の「損保慰霊祭」への参加の呼びかけがおこなわれ2017年度損保平和交流集会は閉幕しました。
【8月6日(日)損保従業員原爆犠牲者慰霊祭】 核廃絶への思いをあらたにした時間 8月6日、8時30分より全損保慰霊碑前で損保従業員原爆犠牲者慰霊祭を開催、組合員・OB・関係団体代表など60名を超える仲間が集まりました。今年は日曜日ということもあり、子どもと一緒に、ご家族で、という参加者も目立ちました。 損保従業員89名をはじめ原爆の犠牲となられたすべての御霊に対し黙祷をささげた後、主催者あいさつに立った全損保・荒木書記長は「昨日の損保平和交流集会で講演いただいた石口弁護士はご自身が平和活動家であり、私たちの活動に元気と励ましをもらった。これからもできることを精いっぱいやっていきたい」と、全損保全体で「平和と民主主義」を守る運動を前進させていく思いと決意を語りました。 献花では、小菊の花とともに組合員の思いが連なった色とりどりの折鶴を次々と慰霊碑に手向け、一同、静かに手を合わせました。
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