秋のたたかいスタート
全国8ヵ所で188名が集まり本部オルグを開催


「地域で組合員が交流する場を
積極的に開催していく」ことを確認し合って、
運動をスタート



秋のたたかいスタートに位置づけて開催した本部オルグ(東京)
秋のたたかいスタートに位置づけて開催した本部オルグ(東京)


 全損保では、2016年秋のたたかいスタートにあたって、10月18日〜11月25日にかけて、札幌、東京、横浜、名古屋、大阪、高松、広島、福岡で本部オルグをおこない、188名が参加しました。

大阪オルグ 広島オルグ
大阪オルグ

広島オルグ

福岡オルグ
福岡オルグ

  オルグでは、本部四役および常任中執が職場討議資料を使い、政治や経済がもたらす国民・労働者への被害を説明したうえで、そのもとで進められている損保再編「合理化」情勢第二幕の深まりを、各社の経営政策がもたらす問題点を明らかにしながら、損保に働くものの実態など、とりまく情勢を説明しました。
 そして、「労働組合の役割を発揮し仲間の声を土台にすべての運動を前進させよう」のスローガンを掲げて始まった全損保秋のたたかいの運動方針と具体的なとりくみ、地域で組合員が集まる場を積極的に開催していくことの重要性などについてていねいに説明し、とりくみへの意思統一をはかりました。
 また、オルグは、『一人一言』や各種アンケート・調査に書かれた声を土台に、可能な限り参加者が意見交換できるよう工夫しておこない、参加者から職場の実態や課題、労働組合への期待なども語られ、相互に交流をはかりました。そのうえで、地域で組合員が「集まり語り合う」ことの大切さを確認しあい、同じ損保で働く仲間が地域で集まる場を可能な限り設定して、運動を前進させていくことが確認されました。
 参加者は相互に意見交換するなかで、企業規模の違いはあっても、どこの会社でも職場の状況やそこで働く仲間が感じている不安が共通であることを共有しました。その状況を改善していくためにも、企業や職場の違いをこえ、集まって、自由に語り合うことが大切という意見、感想が寄せられ、秋のたたかいは意気高くスタートしています。


本部オルグで寄せられた感想から
損保会社の出向先が介護の会社と聞いて驚いています。総合商社みたいになってきているんだなあと。テーマパークという例えをしていますが、まったく畑違いで訳が分かりません。要は、高給料は辞めろということなんでしょうか。すごい発想だなあと思いました。
皆で集まって話をすることが昔と違って、ないことは確かにそうかなと思いました。会社の中でも名前も知らない、話をしたこともない人がほとんどです。仕事のみで何かおかしいということも言えない環境になってきているのかなと感じています。皆で声を上げなければいけないことを痛感しました。
情勢を感じる機会を本部オルグに来て思いだしたような気がします。新聞を読むことも少なくなったので、少し情勢に興味をもつようにしたいと思います。
職場での展望のなさ、疲弊感は本当に実感しています。仲間が集まって問題点を語り合い、時には励まし合い、損保産業が健全な職場だと言えるように労働組合が注視し続けることが大切だと思いました。メディアでは表面化しない情勢の仕組み、政権、資本の考えが歪んだ職場実態に繋がっていることが学習できました。
損保業界のみならず社会全体が生き残りをかけた状態となっており、その負担がすべて労働者にかかっていることをオルグを聞いてあらためて感じました。また、女性や若者が活躍できる社会とうたっていながら、実情としては活躍できる基盤が備わっていないことも問題であると思います。「働き方・労働環境を考える」ことは、自分やその家族の生活を守ることであると再認識した時間でした。
組合の職場での役割について再認識させていただきました。不正を許さない職場、そのための役割、考えさせられました。何でも話せる場づくりの大切さを再認識しました。
人的・物的な問題について情報共有でき、良い機会になりました。抱えている問題は業界全体で同じだと思いますので、全損保が一致団結し、盛り上げていくことが大切だと感じました。


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