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損保平和交流集会・損保従業員原爆犠牲者慰霊祭 人を大切にする労働組合として 平和と民主主義を守る決意あらたに |
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8月5日・6日、全損保は原水爆禁止2016年世界大会に連帯し、損保平和交流集会・損保従業員原爆犠牲者慰霊祭にとりくみました。 【8月5日(金)損保平和交流集会】 平和といのちの尊さを職場・地域に広げていこう 今年の損保平和交流集会は、「『人を大切にする』労働組合として、核兵器の悲惨さと平和の尊さを後世につなぎ、たたかいをすすめていこう」との思いで開催しました。最初に原爆で亡くなられた損保従業員89名をはじめ、すべての核被害者に対し黙祷を捧げました。つづく主催者あいさつで全損保・浦上委員長は、全損保が結成以来、人を大切にする労働組合として平和と民主主義を守る運動に注力してきた歴史、そして戦時、損保が国家統制に巻き込まれ、その社会的役割を投げうたざるをえなかった苦い経験より、戦後「損保産業は平和産業」の思いで復興させていった歴史にふれ、一人でも多くの組合員が平和について考え行動することの大切さが語られました。また、全国の組合員に作成を呼びかけた「折鶴」のとりくみが5500羽を超え、運動が大きく広がったことも紹介されました。 今年の文化行事は、全損保OG3名による原爆詩「被爆の記」の朗読でした。これは大東京火災OBが自らの被爆体験を手記と絵に記したものです。ペン画のスライドが映し出されるなか、情感あふれる朗読に参加者一同、息を殺し真剣に耳を傾けました。 その後、各支部・独立分会・OBから交流集会参加の感想や平和への思いが語られました。その後、集会アピールを採択し、閉会しました。
【8月6日(土)損保従業員原爆犠牲者慰霊祭と慰霊碑めぐり】 核廃絶の思いをひろげ次世代へつないでいく大切さ 8月6日、8時30分より全損保慰霊碑前で損保従業員原爆犠牲者慰霊祭を開催、組合員・OB・関係団体代表など50名を超える仲間が集まりました。損保従業員89名をはじめ原爆の犠牲となられたすべての御霊に対し黙祷をささげたあと、全損保・浦上委員長が核廃絶、平和と民主主義を守る運動への誓いを新たにする主催者あいさつをおこないました。「今年、アメリカの大統領としてはじめてオバマ氏が広島を訪れた。こうした流れが核兵器廃絶につながることを願ってやまない。人類にとって、核兵器が必要でないことは、日本をはじめ世界の多くの人がわかっている。しかし、国民の意思に逆行し日本政府は辺野古への米軍基地移設を強行しようとしており、平和と民主主義を破壊しようとしている。だからこそ、ここ広島でのとりくみは重要であり、今後将来にわたって続けていかなければいけない。その決意の表れとして今年、職場に提起したのが、折鶴のとりくみ。結果、多くの組合員がこのとりくみに共感してくれ、全損保として今後も平和を守る運動を継続していけるという勇気をもらった」と、全損保全体で「平和と民主主義」を守る運動を前進させていく思いと決意が語られました。 献花では、小菊の花とともに組合員の思いが連なった色とりどりの折鶴が次々と慰霊碑を覆い、見えなくなってしまうほどでした。また、その情景を見た一般の人々も多くの花を手向けてくれました。
『碑』は人の命の大切さと思い・生活を伝えている 損保従業員原爆犠牲者慰霊祭終了後、平和公園内の慰霊碑・モニュメントを巡り、平和について考える学習会を開催、18名の仲間が参加しました。 広島地域連絡会の仲間3名をナビゲーターに「広島市立高女原爆慰霊碑」「マルセル・ジュノー博士記念碑」「全損保の碑」「峠三吉詩碑」「原爆の子の像(折鶴の碑・禎子さんの像)」「原爆ドーム」「爆心地(島病院)」「旧日銀広島支店」をまわり、碑にまつわる歴史や経緯、建立の思いなどについて学びあいました。
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