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「賃金水準の引き上げ」を柱とした 要求実現にむけた春闘方針を 全員一致で確立 全損保第73回定期全国大会を開催 |
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3月16日、全損保第73回定期全国大会を東京(エデュカス東京)において開催しました。来賓として国民春闘共闘事務局長の井上さん、全国金融共闘事務局長の金子さん、友好労組である大同労組委員長の我謝さん、損保料率機構労組委員長の荻沢さんが参加しました。議長は、竹場さん(ACE支部)がつとめました。
大会は、西田常任中執(賃対部長)の開会のあいさつにはじまり、来賓のあいさつ、荒木書記長が一般経過報告、及川財政部長が一般会計収支中間報告、川田会計幹事が監査報告を行ない、大同損調労組、自賠責損調労組からのメッセージ代読の後、浦上委員長が議案第1号「2016春闘方針」を提案しました。
一方で、「国民の声と行動が変化を生む」という「歴史転換点」にある時代の特徴にふれ、「こうした政策をすすめる政権に対する国民の目は厳しくなっており、声と行動は強まっている」として、安保法に反対し廃止を求める「市民連合」の発足や、稼働している原発を差し止める司法の判断が下されたことなどを説明し、「今の時代が歴史的転換期であり、私たちが安心して暮らせる国にするためのせめぎあいが続いていることをしっかり確信に、声を出し力を結集してたたかうことで、私たちの将来を手にしていこう」と訴えました。 損保情勢については、自動車保険の収支改善、大手における海外事業での収益拡大などもあり、昨年と比べれば「減益」であっても、各社が一定規模の黒字を確保する見通しであることを説明したうえで、「事業環境の不透明さが増していることから、経営の危機感や焦燥感はいっそう強まっている」と問題意識を述べました。そのもとで進められる各グループ内再編や事業費削減の具体化が、補償機能という産業の社会的役割を喪失させ、政策の矛盾や歪みにより、損保に働くものの誇りと働きがいを奪っていることを職場の実態から説明し、将来不安がさらに高まっている状況を訴えました。そのうえで、「2016年春闘では、すべての支部・分会が『賃金水準の引き上げ』を柱とした要求に固執し、労働組合に結集して職場から経営とたたかおう」と訴え、春闘の具体的な方針を説明しました。 午後からは、産業民主化対策部のワーキンググループ主査から、職場討議資料「損保労働の今と明日を語ろう」を補足する特別報告がありました。この提案、報告を受けた議案審議では、計26名の中執、代議員、オブザーバーから活発な発言がありました。損保の社会的役割発揮の重要性、事業再編の具体化や、「働き方改革」などによる雇用や労働条件に対する不安の高まり、各社政策への疑問や問題意識、「歪み」が持たされる職場の現実とともに、地域でのヨコのつながりの必要性などが語られました。審議の最後に執行部を代表して荒木書記長がまとめを行ない、2016年春闘方針が全員一致で確立されました。審議終了後、春闘宣言が採択され、佐藤副委員長の閉会挨拶・団結ガンバローで全国大会を締めくくりました。 この全国大会で確立した春闘方針に従い、各支部・独立分会は3月17日に一斉に要求書を提出し、「確信と展望 全損保統一闘争のもと、職場からいまをただし、共感を広げたたかう」全損保の2016年春闘が本格的に始まりました。 |
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