秋のたたかいスタート
全国4ヵ所で105名が集まり、本部オルグを開催

「地域で組合員が交流する場を継続する」こと
を確認し合って、運動をスタート

秋のたたかいの意思統一をはかった東京オルグ
秋のたたかいの意思統一をはかった東京オルグ


全損保では、2015年秋のたたかいスタートにあたって、10月21日、23日に東京、横浜、大阪、広島で本部オルグをおこない、105名が参加しました。

大阪オルグ
大阪オルグ

横浜オルグ
横浜オルグ

 オルグでは、本部四役が職場討議資料を使い、政治や経済がもたらす国民・労働者への被害を説明したうえで、そのもとで進められている損保再編「合理化」情勢第二幕の深まりを各社の経営政策がもたらす問題点を明らかにしながら、損保に働くものの実態などとりまく情勢を説明しました。
 そして、「働くものの立場から主張し仲間の声を土台にすべての運動をすすめる」のスローガンを掲げて始まった全損保秋のたたかいの運動方針と具体的なとりくみ、地域で組合員が集まる場を継続していくことの重要性などについてていねいに説明をおこない、とりくみへの意思統一をはかりました。
 また、オルグは、『一人一言』や各種アンケート・調査に書かれた声を土台に、可能な限り参加者が意見交換できるよう工夫しておこない、参加者から職場の実態や課題、労働組合への期待なども語られ、相互に交流をはかりました。
情勢を説明する佐藤副委員長(広島オルグ)
情勢を説明する佐藤副委員長
(広島オルグ)
 そのうえで、地域で組合員が「集まり語り合う」ことの大切さを確認しあい、同じ損保で働く仲間が地域で集まる場を可能な限り設定して、運動を前進させていくことが確認されました。

 参加者は、相互に意見交換するなかで、企業規模の違いはあっても、どこの会社でも職場の状況やそこで働く仲間が感じている不安が共通であることを共有しました。その状況を改善していくためにも、企業や職場の違いをこえ、集まって、自由に語り合うことの大切さなどの意見、感想が寄せられ、秋のたたかいは意気高くスタートしています。



本部オルグで寄せられた感想から
一人職場のため生の声を聞く場がほとんどない状況です。同じ産業で働く仲間の職場実態を聞いて、各社の施策に矛盾を感じましたが、集まって話すことで自分は一人で働いてるのではないし、おかしいと声を上げる場があることを再度確認できました。
「組合員一人一人が主人公」だという言葉が心に残りました。主人公不在の組合はあり得ないわけで、一人一人の声に耳を傾けなくてはいけないとあらためて思いました。
とても良い機会ではないかと思いました。普段、仕事をしているだけでは、他社の方とお会いすることはまず少ないですし、こういった“本音”を聞けることは滅多にないと思います。まだ社会人1年目であまり有益なことは言えなかったですが、良かったなと思います。
初参加となります。社内でもあまり職場の状況等を話し合う機会もありませんが、今回、他支部の状況もお聞きでき新鮮な気持ちです。
新聞、ニュースでははっきりと言わない情勢の側面をわかりやすく教えていただきありがとうございました。世界情勢、国内情勢ともに自分の力ではどうにもできないことをわきまえた上で、自分たちに何ができるのかを考える必要性を感じました。
世の中、理不尽で不公平なことが大きくなっていくばかりですが、そんななかでも声をあげれば変えられるという実感もあります。一人でも声をあげれば多くの国民=労働者=消費者が声をあげれば…そうしないと自分の人生は守れないんだよと声を大にしたいです。オルグを受けてさらにその気持ちが強くなりました。
世界情勢や日本情勢が急激に変化するなか、損保業界も同様に大きな変化、岐路に立っているのだと思います。その中で、一人で声をあげてもしょうがないとは思わずに一人一人が声を大にして「労働条件を守る」、「生活と雇用を守る」必要があるのだと思いました。
何年かぶりに本部オルグに参加させていただきました。本来の損保産業が様変わりしていくことに、今働いている人たちは希望を持てるのでしょうか。現場から声をあげ続けていかないといけないとあらためて思いました。
「異常を異常と感じる健全性」、企業内労働組合では分からない。集って語り合うことの大切さ、語り合うことのできる場があることが必要と感じさせられました。

このページのTOPへ