確信と展望 職場からいまをただし、
共感を広げたたかう
2015年春闘本部オルグを開催


−全国5都市 114名が参加−

44名が参加した東京地協オルグ
44名が参加した東京地協オルグ


広島地協連絡会
福岡地協連絡会

福岡地協連絡会
広島地協連絡会

 2月17日から2月20日まで、全国7都市(東京、大阪、名古屋、広島、福岡)の地協・地協連絡会で、2015年春闘本部オルグをおこないました。役員・組合員計121名が参加しました。本部常任中執メンバーがオルガナイザーを務め、すでに職場に提起している春闘方針について、「第94回中央委員会議案」、「機関用討議資料」などを活用して、とりまく情勢とともに説明をおこないました。
 オルグの中では、株高により大企業業績が急激に回復するもとで、円安による物価高が家計分野へ影響を与えている経済政策、「世界で一番企業が活動しやすい国」をめざして進められる政治により、国民・労働者へ犠牲を強いる規制緩和の問題点、平和と民主主義が危険にさらされている動向、春闘に対する財界の方針などが説明されました。

 その上で、保険本業の収支が改善し、各社の業績が回復している一方で、国内市場の縮小や自然災害が多発、消費税増税など事業環境の厳しさから、経営の危機感が払拭しないなか、企業の大小を問わず、「収益力の強化」に突き進み、損保再編「合理化」情勢第二幕が不透明に深まっている状況と、政策に矛盾を感じながら懸命に働く損保労働者の状況が確認され、仲間の声や思い、実態を土台に、職場からいまをただし、共感を広げたたかう2015年春闘方針が確認されました。

 参加者からは、「他社の状況を聞き、どの職場でも同じようなことに悩んでいることが分かった」、「顧客をないがしろにして進められる政策に対し、みんなが同じように矛盾を感じていることを認識した」、「働いている自分たちの声や思いを経営にぶつけることで展望をひらいていくことができると確信できた」などの感想が出され、地域で損保に働く仲間が集まって、語り合うことの大切さを実感するとともに、これから始まる春闘を、働くものの処遇を改善させ、職場や産業を健全にするたたかいにしようと意思統一がはかられました。

 「確信と展望 職場からいまをただし、共感を広げたたかう」をスローガンに、働くものの声や思いからたたかう2015年春闘。激変する情勢のもとで、自らの手で明日をつかむため、一人ひとりの思いにたって、主張を力に職場からたたかいましょう。



参加者の「一人一言」より
討議資料にそってのオルグで、個人−会社−日本−世界とのかかわりがよく分かりました。働く仲間と時間を共にすることは非常に有意義なことだと思うし、春闘もがんばりたいと思います。
2015年春闘は与えられるものではなく、勝ちとる春闘である。「官製春闘」で黙っていても賃金が上がるのではなく、全損保として確信をもって要求すべきであるとのオルガナイザーの言葉に力強さを感じました。
「職場の団結で春闘をたたかう」、「交渉だけで勝ちとれるものではない・・・」気持ちがピシッとしました。悪政に歯止めをかけるため、労働組合の場でも情勢を話し合う必要性を感じました。
全損保のオルグは各支部が参加するため、他社とのつながりなどあり、交流ができたりすることは色々な面で良いと思う。
春闘期間に入ってきたなあと実感しました。毎日、日々の業務に追われ、社会情勢の動きを見る余裕がなくなってきており、今回非常に勉強になりました。
普段、会社で聞かない政治のことと合わせて、会社、損保、世の中の現状が分かるお話・資料は興味深かったです。
政治と経済の動向を踏まえて、損保業界、自社の状況を非常によく分かりました。本日のオルグをもとに春闘に積極的に参加してきます。



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