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4・23春闘決起中央集会に105名が参加 再編「合理化」情勢が職場にもたらす被害と 労働組合の役割
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4月23日(水)、東京で、「4・23春闘決起中央集会〜再編『合理化』情勢が職場にもたらす被害と労働組合の役割〜」を開催し、12支部1独立分会と友好労組から105名が参加しました。
集会は、及川副書記長の進行で進められました。最初に、浦上委員長より、「雇用と労働条件に被害を与える各社施策と経営の狙い」と題し、集会のメインである3つの報告の背景にある情勢の特徴について問題提起を行いました。 浦上委員長は、強まる経営の危機感のもと、「収益第一」で進められる事業再編、事業費削減の具体施策がもたらしている職場の被害と、損なわれる産業の役割を説明し、企業の論理で進められる労働分野の規制緩和の危険性も紹介しながら、「これから行う報告を全体で共有し、職場から声を出し合い、労働組合に結集して雇用と労働条件を守るために奮闘する決意を固め、2014年春闘で経営に主張していこう」と呼びかけました。
二つ目の報告を行った荒木書記長は、損保「自由化」前後に起こった統合・合併を背景とした組合の組織問題と雇用攻撃の関係を日本興亜社の歴史を振り返りながら説明しました。そのうえで、雇用を守る労働組合の役割と姿勢について、全損保と日本興亜支部のとりくみを紹介しながら、「会社の真の狙いを明らかにし、企業の都合より労働者一人ひとりの権利を優先させ、従業員を会社対個人にさせないことが最も大切である」と語りました。最後に、「これまでの『雇用を守る』たたかいの伝統を再認識し、意識を企業内に閉じ込めないためにも、産業別単一組織である全損保に結集し、『一人も不本意な退職者を出さない』ために互いに情報を共有して奮闘していこう」と呼びかけました。 三つ目の報告を行った川田常任中執(外勤部長)は、各社の外勤・直販制度の成り立ちと歴史的な背景、保険の普及に果たしてきた役割と重要性を説明しました。そして、外勤・直販の働き方が変化してきた実態を紹介するとともに、日動外勤への制度廃止攻撃や、「雇用問題」とも言える富士支部への資格維持基準の引き上げ提案の具体内容を経営の狙いとともに説明しました。そのうえで、「顧客第一」、「良質な販売網」と言いながら会社都合で進められる政策の矛盾を指摘し、「顧客が求めている親身で適切な募集人としての役割を果たしていくためにも、同じ立場で顧客と向き合う仲間が企業の違いを超えて情報を共有しあうために、今後も全損保外勤部へ結集することが求められている」と呼びかけました。
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参加者の感想から |
○ | 全体の話を通じて、自分自身が全損保の一員であることをあらためて気づかされました。その責務を果たし、より良い労働環境を構築できるよう行動していこうと強く思いました。 |
○ | 働き方の見直し、業務の効率化が職場でも進められています。その結果、社員一人ひとりへの負担が大きくなり、長時間労働が当たり前となっています。職場実態の改善のためには労働組合の存在は重要であるとあらためて感じました。 |
○ | 他社の労働環境、特に合併を行った会社の状況が聞けて、損保業界の現状を把握できました。今後社内でも、それぞれが抱えている問題を話し合い、何かあればすぐに対応できるようにしていきたいと思いました。 |
○ | 合併前の「希望退職募集」や、合併後再度の「希望退職募集」という2度にわたる人員削減を聞き驚きました。自分の会社では今のところこのような事態はありませんが、他人事ではないと思いました。 |
○ | 損保業界全体を考えた時に、「不本意な退職者を出さない」ためにも、全損保に結集することが大切だと思います。退職勧奨を何度も受けた身としては相談できる窓口=組合がとても大事になると思います。 |
○ | 「お客様のお役にたてる喜び」を感じられないうえ、事務作業の増加。あくまで保険料で補償を買っているのはお客様で、利益が出ないのはお客様の責任ではない。経営の合理化は必要だと思うが、従業員や顧客に一方的に負わせるものではない。団結と主張が重要。力を合わせ、声を上げていくことが大切だと思う。 |
○ | 全損保という労働組合の役割がよく分かった。おかしいと思うことは、おかしいと言える、会社の言いなりにならないということに共感できました。 |
○ | 合理化・効率化の名のもとに、一番大事である「人間」がつぶされてしまうことは絶対に避けなければなりません。保険業界全体のためにも、共存共栄していける環境づくりができるよう、みんなで知恵を出し合うことが大事なのではないでしょうか。いつも考えさせられる場を与えていただき、ありがとうございます。 |
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