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全国女性交流集会を開催 「人間らしさ」を守るために、 「集って、話し合って、励ます」場をつくって ―全国の女性の仲間が集まることの大切さを考えた交流集会―
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12月14日(土)〜15日(日)、東京で、全国から22名が参加して「全国女性交流集会」を開催しました。今年で10回目となるこの会議は、各地域における女性の活動を活性化させるために、とりくみや職場の問題を交流することを目的に、今年度の"女性のつどい"の開催に向けて、実行委員会の参考になるよう講演やグループ討議、つどいの参考とするための手作り体験なども行いました。
話の中では、ご自身のお孫さんが日々成長していくことを例に、「人は人によって育てられ、人によって成長する。そして、正義感や感受性、思いやりという『人間性』を身に付けていく」と、人と関わることがその人の「根」(人間性)を多くし、そのことで人間として成長していくことを説明されました。その上で、「いまは、人が人間になっていくプロセスが歪められていく」として、保育や教育が民営化されている実態や、大学が企業のための訓練場所になっていること、長時間労働による「自由時間」の減少、規制緩和や雇用破壊などを紹介し、人の幸せのために作られた基準が変えられていく「儲けがすべての世の中」であることへの問題指摘をされました。
最後に、「誰にも相談できずに辞めていく人を無くしたい」というスローガンを掲げて開催してきた女性のつどいについて、「集って、話しあって、励まされて、勇気をもらうということは素晴らしいことだと思う」、「今の世の中で、今の職場で、人間性を一人で保つことは大変だけれど、人と一緒に生きているから人間性を保つことができる。1人で考えたら困難なことも、10人で考えたら楽になる。今後も、仲間とともに頑張ってください」と女性の仲間にエールを送られました。
まとめに立った全損保婦人部の中島さんが「私自身、来年9月に合併があり、今は研修ばかりでとても忙しくなっているが、そのことはどこの会社も同じ。職場では会話ができず、誰にも相談できずに悩んでいる人も多いと思う。今日の集まりは、みなさんが仲よくなるということと、いつもと違うことができる場を作って職場の人に参加してもらうことができればと思って開催した。一人ではできないので、ここに集まった人がみんなで集まる場を作っていきたい。来年もどこかの集まりでみなさんと会いたいと思います」と呼びかけ、短い時間のなかでもみんなで話し合うことの大切さを実感する場となりました。 2日目は、今後の"つどい"の参考となるように、「『ウインターアレンジ』プリザーブドフラワー体験」を行い、参加者は手づくり体験を楽しみました。この二日間の会議で学んだことや出された意見をもとに、これから各地で女性のつどい実行委員会が立ちあがり、検討が始まります。決まったことは適宜お知らせしますので、みなさんもぜひ参加してください。今年度の東京での「女性のつどい」は、2014年7月5日(土)に開催することがすでに決まっています。
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