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学習ととりくみ交流で、 2013年春闘構築をスタート 全損保賃金討論集会を開催 |
及川副書記長の進行で始まった集会は、まず「賃金と春闘について」と題して荒木本部書記長の講演を受けました。 講演では、長い資本と労働者のたたかいによって今の賃金がどのように形作られてきたのか、また、1960年代後半から各企業で導入された資格別等級制度導入以降の人事制度、賃金制度の変遷について歴史を振り返りながら説明しました。さらには、資本が効率化のために社員間競争や企業内への封じ込めを狙い、雇用形態を変えてきたことにも言及し、「いつの時代も資本の側は、労働者の賃金を『コスト』と捉えている。だから私たち労働者は、『賃金』を生活給であるという認識をもつ必要がある」と、「賃金」の意味合いとその重要性を強調しました。 その上で、「賃金」を改善させるためにたたかってきた春闘の重要性と歴史、全損保の統一闘争がはたしてきた役割と意義について説明を行いました。 最後に、「私たちには労働力が商品。資本はその商品を買いたたくために労働者を分断しようとする。だから労働組合で団結することが私たちの『賃金』を守る力になる」と、春闘を通じて労働組合へ団結することの重要性を訴えました。
その上で、さらに不透明に深まる損保再編「合理化」情勢第二幕について説明し、そのもとで、職場には様々な「歪み」が生じていることを指摘しました。そして、迎える2013年春闘について、「情勢が深まるなかで、要求実現のたたかいは、昨春闘以上に厳しくなることが想定される。だからこそ、経営の出方を精緻に見定め、『一人一言』運動の到達点をいかして、働く者の声と思いから春闘を構築していくことが重要になる」とし、2012年春闘の成果と到達点にたって、各支部・分会が情報を共有しながら、もっともふさわしい統一闘争を進めていく必要があると提起しました。
その後、3班に分かれて分散会が行われました。 分散会では、講演を受けての感想を出し合ったうえで、各社の経営政策や職場における問題点、12臨闘争の状況、これまでの春闘や人事制度改定におけるとりくみなどに関し、率直に意見交換が行われました。
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