「全損保らしさ」をいかし、一人ひとりのために、 労働組合の役割を果たしていこう 全国大会で運動方針を採決
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9月22日、東京都千代田区にある全国町村議員会館で、全損保第67回定期全国大会が開催されました。 大会は、国民春闘共闘代表委員・全労連議長の大黒作治氏、全国金融共闘事務局長・全証労協議長の松井陽一氏、保険共済労組懇談会を代表して生保労連中央執行副委員長の大隈泰成氏、友好労組から大同火災労働組合委員長比嘉良聡氏、損保料率算出機構労組柳和孝氏の来賓のあいさつを受け、一般経過報告・採決を行った後、議案審議に入りました。
提起では、いまが歴史的転換期にあることを再認識したうえで、世界経済危機の本質、危機が深まっていることを日本の政治・経済の現況もふまえて説明しました。そのもとに置かれ、「選択と集中」を繰り返す損保産業の状況に触れ、「『先行きなき激動』とも言える状況に損保労働者はおかれている」と問題指摘しました。一方で、世界的な金融の規制強化や国民の声による歴史的変化にふれ、「私たちが生きている時代は、資本の危機突破の様相ばかりが見えるが、大きな歴史的潮流がある」と述べ、「視野広く、歴史観を持って損保の未来を見れば展望が見えてくる」と次の時代をきりひらいていく展望を語りました。そして、運動をすすめていく上で大事な視点として、「人間らしさと一人ひとりの思いを大切にする」、「働く者が支え合う拠り所になる」、「自分たちのことは自分たちで答えを出す」、「自らの声をあげ、次の時代をきりひらく」の4点をあげ、労働組合の役割をはたしていこうと呼びかけました。 具体的な運動方針については、働く基盤を労働組合として守り切った日動外勤のたたかいの解決、あいおい支部旧執行部の全損保「離脱」、全損保の財政、組織、運動の見直し、再建したあいおい支部を暖かく支えていく点で補足、補強しました。最後に、「『全損保らしさ』を発揮して自分のため、仲間のために奮闘しよう」と締めくくりました。
浦上書記長のまとめの後、2011年度運動方針、「秋のたたかいを意気高くすすめる決議」、大会スローガンが全会一致で採決され、新年度役員を選出し、新たな年度の運動がスタートしました。 |
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