核廃絶願い ニューヨークで大奮闘 NPT再検討会議 全損保代表団
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日本政府代表への要請では、対応に出た特命全権大使・次席常駐代表の奥田氏が「核兵器廃絶は日本国民の総意であり、今回の要請も政府代表のトップである外務副大臣にきちんと報告する」、「みなさんもぜひ政府に要請してもらいたい」と語りました。日本政府がリーダーシップを発揮するよう唯一の被爆国の国民として今後も政府へ要請していくことが大切だと感じました。国際平和会議には、全損保からも開会総会、分科会、閉会総会に複数名ずつ参加しました。なかでも閉会総会には、潘基文(パン・ギブン)国連事務総長が参加され、「就任以来私は、核軍縮を最優先課題にしてきました。…私はすべての国、特に核保有国に対し、核兵器廃絶の義務を果たすよう訴えます」と会議に向けた決意を述べ、参加者全員が感動に包まれました。また、世界各国から集まった1万人のパレードは、沿道で応援する人、一緒に歩いてくれる人により、どんどん膨らみ、最後は1万5千人から2万人規模になるなど、日本では考えられないような市民との一体感を体感しました。これら大規模な行動の空いた時間を使ってとりくんだ市内での署名行動では、英語も話せない中、「サインプリーズ!」の声に署名用紙を読んで署名してくれる人々がいて、平和を願う人の多さにうれしく思いました。 はじめてのニューヨークで何も分からないまま行動に入りましたが、毎日が実体験となり、行ってみなければ体験できないことばかりでした。5名の代表全員が「疲れたけど、本当にいい体験ができた」「私たちのこれからの責任はこの体験を多くの仲間に伝えていくこと」「今度は8月6日原水禁世界大会で会おう」と誓い合った、長くて短い1週間のニューヨーク行動でした。 署名やカンパのとりくみ、壮行会への参加など、ご支援いただいたみなさんのおかげで貴重な体験をすることができました。心より感謝いたします。
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