日動外勤のたたかい
12・13統一行動で358万枚を突破
手渡し&ポスティングビラ

多くの仲間の力で手渡し&ポスティングビラは358万枚を突破(写真は大阪地協)
多くの仲間の力で手渡し&ポスティングビラは358万枚を突破(写真は大阪地協)


グラフ 報告決起集会(東京)
報告決起集会(東京)
 12月13日、全損保では、日動外勤のたたかい・手渡し&ポスティングビラ・全国一斉行動にとりくみました。仙台、東京、横浜、長野、新潟、名古屋、静岡、京都、大阪、広島、松山、福岡の全国12地域に、計407名の仲間が結集し、ポスティングビラを実施しました。午前9時前に各地に集合。それぞれがビラの束を手に配布に向かいました。配布行動を終えると各地の報告決起集会の会場に移動。昼食をとりながら、全国集計を待ちました。  一日で200,307枚の配布、とりくみがスタートした4月からの累計で3,582,690枚という結果が発表されると、大きな歓声と拍手が沸き起こりました。東京海上日動火災に外勤社員制度廃止を断念させるまで力をあわせて奮闘しようと意思統一されました。

東京海上日動本社前 半日の待機行動
全労連小田川事務局長が応援にかけつける 多田純也さんの太鼓演奏
全労連小田川事務局長が
応援

多田純也さんの太鼓演奏


締めくくりのシュプレヒコール
締めくくりのシュプレヒコール

 11日は、第19回金融3争議共同行動が行われました。早朝、ビラ宣伝を実施した後、午前中はAIGスター生命前で座り込み要請行動、午後は東京海上日動本社前で要請待機行動を行いました。
 東京海上日動本社前行動は、松平晃さんのトランペットによるファンファーレでスタート。全労連事務局長小田川義和氏、東京地評議長伊藤潤一氏、金融共闘事務局長・全証労協議長松井陽一氏がかけつけ、東京海上日動火災を糾弾し、たたかいへの全面支援を訴えるあいさつ。全損保吉田委員長が主催者あいさつを行った後、会社に、外勤社員制度廃止の断念と、不当労働行為事件の解決を求める要請書を提出。参加者全員で回答を待ち、待機行動に入りました。
 行動では、自家用車による移動宣伝に加え、三菱グループ各社へ要請も行いました。10社を訪問して、労使紛争の解決を助言してもらえるように要請。8社に要請書を受領してもらえました。また、太鼓演奏者の多田純也さんによる、太鼓や獅子舞の実演もあり、通行人の注目を浴びました。さらに、全員でおでんを食べるという「おでん攻撃」も実施。4時間に及ぶ本社前待機行動は元気よく続きました。
 夕方には、締めくくりの抗議行動を行い、国民春闘共闘代表幹事・全農協労連国分博文氏の力強い連帯のあいさつ、金融3争議の当事者として日産センチュリー証券金子副委員長、AIGスター生命争議団・銀産労高梨さんの訴えを受け、当事者を代表して日動外勤支部佐藤委員長、全損保吉田委員長があいさつ。今後のたたかいの決意を述べました。最後にシュプレヒコールを行い、半日の行動を終えました。会社は、要請書には何の対応もしませんでした。

3たび断罪されるトップカンパニー 争議を解決せよ
 東京海上日動火災は、なおも、東京地裁の判決に従わず、外勤社員制度廃止攻撃を断念していません。また、11月には中労委に不当労働行為救済命令が下され、これで、裁判所、労働委員会から3たび断罪されたことになります。金融危機の中で金融機関のモラルが問われるいま、儲けのために労働者をいじめ、判決にも命令にも従わないというのでは、我が国の金融・保険の汚点といって過言でありません。現在、東京高裁で和解協議が進められていますが、同社が過ちを認め、解決を決断するか、経営者のモラルと体質が問われています。
 私たちは、この11日、13日の行動をあらたな節目として、たたかいを強化します。判決無視の外勤社員制度廃止を断念させ、命令無視の不当労働行為をやめさせるため、皆様のご支援をよろしくお願いします。


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