日動外勤のたたかい | ||||||||||||||||||||
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前回の弁論手続きで、裁判長は会社に、外勤社員制度廃止後に、職種を変更して「継続雇用」した場合、将来にわたりどのような処遇が受けられるのかを、示すように求めていました。しかし、会社は、事前に提出した準備書面(5)で、この点に、まったくこたえられませんでした。そのため、今回、裁判長は会社の姿勢をただし、 ○「継続雇用」で経過措置期間(会社は5年間については賃金が低下しない経過措置をとるとしている)後の処遇、とりわけ賃金がどういう水準になるのか。そこに平均的な成績の人がどう位置づけられるのか ○外勤社員として入社以降の期間と比較して、同じ時期に入社した一般的な人が受けている、また、これから受ける給与との関係がどうなるのか について示すことは可能か と会社に問いました。これに対し、会社は、可能だとし、あらためて主張すると弁明しました。 しかし、東京海上日動火災の役割給・賃金体系が、将来の年齢的な軌跡を記せるような性格ではないことは会社自らが述べていることです。ましてや、内勤社員とキャリアがまったく違う外勤社員が、その賃金体系に無理やり当てはめられ、将来展望が描ける道理はまったくありません。もともと、外勤社員の一生を保証するつもりなど、さらさらない会社が、いったい、どのように、将来の不利益がないと釈明するというのでしょうか。 裁判闘争は山場へ 争点は「なぜ外勤社員でなければならないのか」 この弁論を受け、会社はあらためて準備書面を提出することになり、次回の弁論は6月9日10時30分、東京高裁大法廷(101号)となりました。当方は、弁護団と原告(高裁では被控訴人)45名が固く結束し、裁判官に、なぜ外勤社員でなければだめなのか、を理解してもらうための準備を進めており、5月下旬に裁判所に提出します。身勝手な外勤社員制度廃止攻撃に、「何故外勤社員をやめなければならないのか」の怒りでたちあがったこのたたかい。裁判の争点は、その原点に立ちかえっています。 山場となる裁判闘争。勝利判決を手にするため、全力でたたかいをすすめます。皆様の力強いご支援をよろしくお願いします。 |
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