日動外勤のたたかい | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「総行動」に3,000人、10万枚のビラ 東京海上日動は控訴取り下げ全面解決せよ 判決守らず、争議長期化させる経営者に、経営責任語る資格なし |
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3月26日の判決直後から進めてきた「勝利判決を守らせ、全面解決を決断させる2週間総行動」も4月6日の総括・決起集会で締めくくりとなりました。のべ3,000人の参加、10万枚のビラを配布した「総行動」は、首都で、地方で、大きな反響をよびおこしています。 なお、東京海上日動火災経営者は、30日の団体交渉で、判決翌日27日には東京地裁に控訴したことを明らかにしました。原告46人には「制度廃止」を前提とした配転命令は控訴審判決まで保留するとしてきましたが、判決を守らず、しかも、黙って控訴をした態度に大きな怒りが巻き起こっています。 ■ 団地ビラ 3月31日(土)には、東京都高島平団地などで団地ビラ。大阪での団地ビラ、社長宅周辺のビラなどとあわせて4万枚のビラを1日で配布しました。団地では、ビラを配布する組合員に「東京海上がこんなことするのか」、「がんばれよ」と激励の言葉がかけられました。 ■ 全国主要都市行動
現地の県労連などの仲間から全面的に支援を受け、早朝宣伝、昼休み支店抗議行動、支店長宛要請、財務局への要請などを実施しました。宣伝行動では用意したビラがあっという間になくなり、全損保本部から追加のビラを急遽発送したほどでした。支店前の抗議行動では、昼休みに道行く人が、損保トップカンパニーで何が起こっているのかと注目。ビラを手にしてうなずきながら歩くビジネスマンの姿が数多く見られました。
財務局の要請では、要請団が要請書を手渡し、その趣旨を伝えました。保険の募集網に係る問題であり、地方でも対応が必要などと説明。応対した担当官は要請の趣旨は理解したと述べ、「本庁に伝える」と対応をしています。ただし、近畿財務局はビルの入り口ロビーで要請団を立たせ、要請書を宛先の金融庁長官、財務局局長に伝えると約束もしないという極めて不誠実な対応。「国民の声に耳を傾けてほしい」という訴えにも態度を変えませんでした。 ■ 2日間にわたる終日行動 「2週間総行動」のクライマックスは、4月5日、6日の東京海上日動包囲終日行動でした。 <<<<< 4月5日 >>>>>
その後、主催者あいさつの後、全損保元委員長の土田高三郎さん、高橋順雄さんがあいさつ。利益第一主義に陥った損保トップカンパニーの現状に苦言を呈し、後輩のたたかいを励ましました。JMIUからは三木書記長が連帯のあいさつに立ちました。
その後は、民放労連井戸書記長、出版労連高鶴書記次長、公務労組連若井事務局長が発言。「不払い問題」で社会的批判を浴びる東京海上日動火災経営者の、無法で無責任な姿勢を糾弾しました。16時台の行動では東京地評伊藤副議長、中央区労協椎葉事務局長があいさつに立ちました。 また、以上の内外の発言とともに、原告団が口々に怒りや、要求をマイクを握って発声。発言ごとに大きな歓声が鳴り渡りました。 夕方は丸の内デモ。300人の隊列が元気よく、丸の内仲通を行進しました。「東京海上日動は判決を守れ」「控訴を取り下げろ」「全面解決を決断せよ」の声が高らかに響き渡りました。 <<<<< 4月6日 >>>>>
14時台の行動では航空労組連竹島事務局次長が、航空業界でも厳しい社会的批判の中で労組と対話を始める動きがみられていることなどを紹介。東京海上日動の利益第一主義の異常さを鋭くえぐりました。また、全損保青婦センター婦人部会も発言。行動参加の女性とともに要請行動を行いました。会社はこの要請までガードマンと社員でブロック。社前はまた騒然となりました。
その後、各労組・団体から緊急に集められた649団体の要請書を提出にいくと、会社はまともやブロック。2週間を通じたこの対応。社員を盾に、違法な従業員切捨てを推し進めようという、経営者の意図が表れたものに他なりません。 ■ 総括・決起集会
日動外勤支部佐藤委員長が涙ながらに活動の報告と決意表明を行うと万雷の拍手が。また、弁護団を代表して加藤、牛久保両弁護士があらためて勝利判決の意義を説明しました。その後、各支部を代表したあいおい支部尾高委員長、共栄支部西田委員長、全損保青婦センター中島婦人部長、東京地協あいおい損調分会藤井さんが「自らの問題としてたたかった2週間」をふり返り、今後へのたたかいの決意を述べ合いました。 最後に全損保吉田委員長が登壇。勝利判決と「2週間総行動」で、私たちは確実に経営者は追い詰め、つばぜり合いの情勢をつくっていると述べ、「私たちに休む時間はない。ただちに次の行動を開始しよう」と、4月13日の金融共闘統一行動、18日のシンポジウムへの参加、その後6月の株主総会行動に向けたさらなる前進をよびかけました。 集会は大音声の「団結ガンバロー」で終了。たたかい達成の笑顔と、経営への怒り、今後への決意が会場いっぱいにみなぎりました。
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