日動外勤のたたかい | ||||||||||
不払い問題で処分受ける東京海上日動 判決守らず従業員切捨てを強行するのか 「2週間総行動」本格展開 |
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3月26日、東京地裁前は、判決を待つ大勢の仲間で埋まりました。「完全勝利判決」の看板を手に組合員が現れると大きな拍手。平井弁護士の報告に涙を流す顔、大きくうなずく顔で溢れました。当日は計250名が裁判所に結集。 しかし、この勝利判決からが本当のたたかい。東京海上日動本社前に全員で移動し、2週間総行動のスタートとなる本社前抗議要請行動を開始しました。
200人が結集した本社前行動では、原告がかわるがわる喜びと決意を述べました。共通するのは、なぜ、会社は法律を破ってまで自分達を追い出そうとするのかという東京海上日動経営への怒りです。裁判所の記者会見を終えて全損保吉田委員長がかけつけると、たたかいの訴えの後、要請行動に移りました。 しかし、会社は、誰一人、社員が対応しようとせず、ガードマンを十人も動員して要請団を蹴散らそうとしました。本社前は騒然となり、あわてて人事企画グループの露口氏をはじめ担当者が会社から飛び出してきました。しかし、敷地には一歩も踏み入れさせない不誠実な対応を続け、要請書だけは受け取りました。
夕方は日本教育会館で勝利判決報告決起集会を開催。200人が参加しました。原告を代表し日動外勤支部佐藤委員長が勝利判決の報告とたたかいの決意表明。その後、牛久保弁護士が勝利判決を報告。この判決は、裁判所が、原告の訴えをしっかり受け止め、外勤社員とは何か、ということを理解した上で、この提訴が「直接かつ抜本的な解決のため最も適切な方法」だとして、事実に基き外勤社員が職種限定契約であると認め、いくら経営としての事情があってもこのような不利益を押し付けてはならないと明確に判断した画期的なものと説明しました。献身的に努力を続けてくれた弁護団からは一言ずつ激励がありました。 その後、国民春闘共闘を代表して全労連小田川事務局長、全国金融共闘を代表して松井事務局長、全損保常任を代表して,尾高、西田両常任があいさつ。 そして、原告団全員が登壇すると大きな拍手が沸き起こりました。全損保婦人部から花束と、行動用のビッグのぼりが贈呈され、原告一人ひとりが発言しました。最後に支部川田書記長が「私たちだけでこの勝利判決は手にできなかった」と全体に感謝し、今後の支援を訴えると再び大きな拍手。集会の最後に全損保吉田委員長が行動提起。団結ガンバローで2週間総行動への固い意思統一がはかられました。 判決無視は許されない 支払うべき保険金を支払わず、金融庁から行政処分を受けている東京海上日動火災。判決に逆らい、違法な外勤社員切捨てを強行することは断じて許されません。この行動を通じ、何としても会社に全面解決を決断させようではありませんか。 |
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