日動外勤のたたかい | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
180人が法廷に ますます明らか 東京海上日動の身勝手さ 11月、日動外勤のたたかいが大きく前進しています。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
11月13、20日の両日は、外勤社員としての地位確認を求める裁判で証拠調べの手続として、組合側、会社側の証人尋問が行われました。とりわけ、大法廷で行われた20日には、共栄火災の外勤組合員をはじめ、全損保各支部、日動外勤OBなど180人が詰めかけ、熱気溢れる証人尋問となりました。また、この日、とりくみを進めている「裁判所宛要請団体署名」の2度目の提出を行いました。 裁判は重要な山場に この裁判の争点は下表のとおりです。組合側はこれまでも準備書面や書証の提出により主張を固めてきましたが、この証拠調べは判決につながる重要な山場となりました。 裁判の争点
11/13 組合側証人尋問 制度廃止の狙い明らかに
吉田証人は、担当の今井弁護士、板倉弁護士に尋問に答え、外勤社員制度廃止の狙いや問題の全体像が事実を通じて明らかにしました。会社は、「職種を変更した継続雇用」があるから雇用保証されるなどと言っていますが、証言を通じて、会社が外勤社員を追い出そうと強力に「勧奨」してきたこと、仮に「職種を変更した継続雇用」となっても一生涯にわたり耐え難い不利益が押し付けられることが、あらためて明確になりました。 佐藤証人は、加藤弁護士の尋問に答え、外勤社員は職種変更のない職種であることや、会社が制度廃止を有無を言わせず押し付けてきた乱暴な態度が明らかになりました。 浅川さん(牛久保弁護士)、竹田さん(久保田弁護士)、奥田さん(富本弁護士)の証言では、それぞれ、地域に密着しながらお客様との関係を築き、家族を守るために必死で契約を増やし、守ってきた外勤社員としての人生が赤裸々に語られました。会社側の反対尋問は、それぞれが語る事実と道理がはねかえしました。 11/20 会社側証人尋問 外勤社員切捨ての意図が鮮明に
しかし、常識を欠いた証言も多く、傍聴者が首をかしげ、失笑を買う場面も多くありました。例えば、外勤社員が、パートナーズ代理店の募集人に出向すれば(職種を変えた継続雇用先)、現在3,500万の収入保険料を2倍の7,000万にすることは可能と言いきるなど、到底、理解できないものもありました。
さらに、主尋問では、募集案内や研修資料に外勤社員は職種限定と明記されていても、入社後には職種変更は可能であるという認識で作成されたという論理を展開しましたが、裁判官に「それは当時の関係者に確認したのか」と質問されて答えに窮し、憶測に基づく発言であることが明らかになりました。 尋問が進むにつれて、会社側証人はうつむき加減となり、傍聴者からは「証言に自信がないことを本人の後姿が物語っていた」という感想さえありました。 最後に吉田委員長が補充尋問に立ち、「会社の政策は、制度廃止先にありきで、外勤社員を代理店として会社から放逐しようというもの。解雇となればとりかえしがつかない。RAの仲間を助けてほしい」と証言し、証拠調べは終了しました。裁判終了後は、弁護士会館で報告集会を行い、今後のたたかいへの意思統一をはかりました。 運動も大きく前進 11月に入り、運動も大きく前進しています。 外勤部統一行動で団地ビラ
11/17 全労連、金融共闘の仲間と終日行動
当日は、全労連争議支援総行動と結合し、各争議の抗議行動に参加しながら、全体の力も得て、東京海上日動社に対する諸行動を進めました。午後からは、AIGスター生命(嘱託社員雇止め事件)、日産センチュリー証券(組合役員解雇事件)、東京海上日動本社前と金融関連の抗議行動が展開され、数多くの旗が林立しました。
17日は、東京都労働委員会では、組合活動の差別の是正を求める不当労働行為救済命令申立事件での調査期日となり、和解の可能性について、労使双方の事情聴取が行われました。 まず、会社から事情聴取が行われましたが、会社は従来の「回答」(不当労働行為救済命令申立でまさに争われているものと同内容)以上に踏み込もうとせず、和解を拒否しました。これでは組合として検討のしようもなく、命令となれば早期に手続を進めてもらえるよう強く要望しました。 東京地協は街頭宣伝 大阪にはかたせる会
大阪では、10日、「関西 日動外勤をかたせる会」を結成。トワイライト御堂筋デモを行い、注目を集めました。この他にも、日動外勤の組合員が一人しかいない福井や徳島などで行動するなど、運動の輪は確実に広がっています。 12・8共同総行動に参加を 12月8日(金)には、「東京海上日動、日産センリュリー証券、AIGスター生命 3つの金融争議の解決をめざす 12・8共同総行動」がとりくまれます。当日は、共同して、早朝から終日行動にとりくみます。東京海上日動に対するとりくみでは、早朝宣伝、12:20からの本社前抗議行動があり、夕方6:30からは「丸の内RING・RINGデモ」を行います(丸の内仲通農林中金ビル前集合)。 たたかいは正念場を迎えています。皆さんの参加が勝利を手にする大きな力となります。お忙しい年末ですが、行動に振るってご参加下さい。 |
このページのTOPへ |