首切りありきの事業譲渡は許さない

R&S支部 東京地裁に仮処分申立

長尾委員長
R&S支部 長尾委員長
 昨年11月、ロイヤル・アンド・サンアライアンス・グループ(英国)が、日本の事業を雇用契約を承継せずにAIGに譲渡する計画を発表しました。全損保R&S支部は「首切りありきの事業譲渡は許さない」というスローガンのもと、会社に雇用責任を果たさせるたたかいを進めてきました。しかし、会社は組合の要求を聞かず、雇用契約終了(2月28日の包括移転日(予定)付)に向けたERS(早期退職募集)を強行したため、1月19日、支部組合員23名(現時点)が東京地方裁判所に仮処分命令を申立てました。
 申立内容は、「会社が解雇をしない」ことを求めるものです。会社が強行したERS(早期退職募集)は、応募締切日が1月27日に設定されており、「応募しない従業員は、ERSの加算金なしで解雇する。」と従業員を脅しています。まさに、強制的に雇用契約の合意解約への申し込みを強要し、「首切りありき」の事業譲渡を成し遂げようとするものです。
 今後、支部は法廷の場を加え、会社に雇用責任を果たさせるため、いっそう団結を固め、たたかっていきます。




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