東京、大阪 終日行動に1200人 | ||||||||||||||||||||||||
キャンドルスティクデモに大きな反響 東京(18日)では、早朝の宣伝行動を皮切りに、中労委調査、金融庁要請、座り込みによる野村證券本社前要求実現申入れ行動にとりくまれ、メインとなる夕方のキャンドルスティックデモには400人が結集しました。デモは、東京駅前から野村證券本社までの大通りにシュプレヒコールを響かせ、元気よく進みました。「野村證券は最高裁判所判決を守れ」「子会社朝日火災の争議を解決せよ」という怒りにあふれ、大きなバルーンももった長い隊列に、道行く人も振り返り、野村證券の不当な態度を、社会的に大きく訴えました。 それに先立ち、昼から行われた野村證券本社前要求実現申入れ行動では、松平晃さんのトランペット演奏をはさみながら、「朝日火災争議をかたせる会」代表幹事である全証労協松井議長、全損保吉田委員長、全信労泉委員長、国公労連堀口委員長、野村證券労組堀委員長などが次々とあいさつに立ち、野村證券の最高裁判決無視の姿勢を糾弾しました。
大阪(17日)では、野村證券大阪支店がある北浜周辺の早朝ビラ宣伝で行動がスタートし、9時半から午後3時まで、野村證券大阪支店前で、座り込みによる要求実現申入れ行動にとりくみました。昼休みには、職場からかけつけた組合員もあわせ、200人の抗議行動が行われました。野村證券大阪支店への要請で対応した社員は「本社に伝える」という不誠実な対応に終始したため、その報告も受け、あいさつやリレートークでは、「利益第一で、最高裁判決も無視する同社の体質は、JR西日本と同じだ」など怒りと争議解決への決意が述べられ、大きな拍手が続きました。その後は、近畿財務局前の行動に移り、同局への要請団の報告を受け、金融行政としての責任を追求するシュプレヒコールが行われました。夕方には、決起集会が行われ、今後に向けたたたかいの決意を全体で固めあいました。
5月18日の中労委調査では、和解に向けた労使双方の考え方が、確認され、6月、7月に調査期日を設定し、中労委として労使の考え方をさらに検証していくという方針が示されました。中労委として和解協議を進展させようとする姿勢が強く示され、会社も和解を否定できなくなっている状況が生まれているとみることができます。また、同日の金融庁の要請では、最高裁判所の判決を無視する野村證券、朝日火災を強く指導するよう申入れました。 夏に向けた行動がきわめて重要に 野村證券、朝日火災が最高裁判決に従い、誠実に和解を進めるかは、私たちのたたかいにかかっています。これから夏にかけてはきわめて重要であり、徹底的に野村證券の責任を追及する必要があります。「朝日火災争議をかたせる会」では、5月17日・18日の東西の行動の成功も力に、6月には全国行動、株主総会への行動を計画しています。力をあわせ、一つひとつの行動を成功させ、勝利解決をこの手に引き寄せましょう。 |
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