第61回全損保定期全国大会開催 | ||
「新しい時代」に向け 運動と組織を再構築する |
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互いの努力語り合った大会発言 9月22日・23日の全国大会では計64名の発言がありました。ほとんどの発言者が、この1年の自らの努力を語ったことが特徴でした。 「100万枚のビラ」で全面解決をめざし、最高裁判所の勝利判決をかちとった朝日のたたかい、企業合併の下で分裂攻撃を乗り越えて前進する日動外勤支部のとりくみ、仲間が集い、語り合った東京と名古屋での女性のつどい、青婦の「つどい」やサマージャンボリー、新体制のもとでの地協・地協連絡会・地区協の活動、各支部の春闘や職場諸課題へのとりくみなどが時間いっぱいに報告されました。 「新しい時代」に向けた基本スタンスを確立 そして、互いの活動が確認されるなか、『新しい時代』に向け、働くものの主張の主体となり、共感を広げる運動、組織、財政を再構築していく」ことを基本スタンスとして運動をすすめる新年度の方針が確立されました。「新しい時代」とは、「なぜこのようなことが起こるのか」と思わされる出来事がいくつももたらされ、同時に、疑問に思っても言うに言えない、口に出すには相当勇気がいるしくみがおおがかりにつくられていく時代です。一人ひとりの声が閉ざされていけば、人間らしい生活、働きがいのある職場、社会的役割を果たす産業、そして、子供たちがイキイキと育まれる社会は崩壊していきます。私たちの基本スタンスは、この「時代」に、働くもののために労働組合が最も果たさなければならない役割を追求するものです。全損保自体も、この「時代」がもたらす困難さに直面していますが、基本スタンスに立って活動を重ねることが克服の筋道となります。 「働くためのコンプライアンス運動」を軸に 具体的には、運動展開、財政と組織、執行体制、本部書記局体制の4つの分野、12項目で運動、組織、財政の再構築をはかっていきます。運動展開の軸は「働くためのコンプライアンス運動」(ルールをつくろう・主張しよう・守らせよう)です。この運動は、働くもの一人ひとりの「これはおかしい」、「なんとかしてほしい」という声をたばねて、産業、企業、仕事、職場、生活に、ルールの確立をめざします。この秋から職場に依拠して運動を展開していきます。春闘スケジュールについても昨今の経営の出方やたたかいの現実を踏まえ、スケジュールの改革をはかります。また、共感を広げるメディアとしてホームページを立ち上げ、組合員に役に立つ機能を追求します。 組合員のみなさんへ みんなで一歩を踏み出そう 全損保は、今後に向け、運動と組織運営の再構築をはかる大きな1歩を踏み出します。この1歩は、皆さん一人ひとりのものです。皆さんが、機関でも、職場でも、それぞれの持ち場で、ともに一歩踏み出されることを心から期待します。この"主張の主体"のこの組合で何ができるか。ともに答を見つけていこうではありませんか。 |
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