中労委での勝利和解にもとづき、
不当労働行為をやめさせ、
日本興亜に働く仲間のために奮闘する


 2月24日、中央労働委員会が勧告する和解に会社が応じ、組合の申入れに配慮して瀧さんを再配属することが確認されました。これにより、私たちは、瀧さんの不当配属を撤回させるたたかいの勝利解決を手にしました。
 和解の内容は、単に瀧さんの再配属をかちとっただけではなく、その他の組合間差別・不当労働行為についても解決を促し、労使正常化をはかることを確認するものとなっています。日本興亜の従業員・OBや他労組・各種民主団体などの支援も得てかちとったこの和解は、不当な会社政策も、たたかえばただせることを証明したものであり、日本興亜社に働く全従業員の権利を守るたたかいへの大きな一歩になるものです。
 2001年4月の企業合併前後から、会社は、人事制度改定、「希望退職募集」の強行、労働実態を無視した減員・機構改革、残業料不払いなど様々な従業員犠牲を押し付けてきました。そして、会社は、自らの思惑通りに「合理化」を進めるため、従業員の立場で毅然とモノをいう日火支部(当時)への組合間差別を強め、モノ言えぬ職場・労働組合をつくろうとしました。2001年10月に強行された瀧さんの不当配属は、会社が、支部の存在を嫌悪し、弱体化を狙った不当労働行為の象徴です。この和解に先立つ東京都労働委員会の不当労働行為救済命令では、合併前の組合への分裂攻撃も含め、会社の行なってきた様々な不当労働行為の事実が、ほぼ完全に組合主張どおりに認定されています。今回、会社が和解に応じたのは、この都労委命令を覆せないと判断し、これまでの頑なな姿勢をあらためざるをえなくなった結果と言えます。
 私たちは、この勝利和解にもとづき、会社の不当労働行為をやめさせる運動に全力をあげてとりくんでいきます。そして、この和解を力に、会社が続ける従業員の処遇・労働条件の「合理化」・切り下げに抗し、生活と職場の実態改善に向け、たたかいをさらに大きくする決意です。
 3年半にわたるたたかいに支援をいただきました皆様、ありがとうございました。
以上



 2005年2月24日
全日本損害保険労働組合常任中央執行委員会(拡大)
全日本損害保険労働組合日本興亜支部執行委員会
顧問弁護団






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