全国6か所で147名が参加して本部オルグ開催

地域で集まり語りあう場の大切さを確認


秋のたたかいスタートに位置づけ開催した本部オルグ(東京)
秋のたたかいスタートに位置づけ開催した本部オルグ(東京)


札幌オルグ
札幌オルグ


名古屋オルグ
名古屋オルグ


広島オルグ
広島オルグ


 全損保では、10月18日〜11月10日にかけて、札幌、東京、名古屋、大阪、高松、広島で本部オルグをおこない、147名が参加しました。
 オルグでは、本部四役および常任中執が職場討議資料を使い、政治や経済がもたらす国民・労働者への被害を説明したうえで、そのもとですすめられる損保での「収益力の強化」をめざした各社政策が職場にもたらす歪みや矛盾などの問題点を明らかにしながら、損保に働くものの実態など、とりまく情勢を説明しました。
 そして、「労働組合の役割を発揮し仲間の声と思いからすべての運動を前進させよう」をスローガンとした秋のたたかいの骨格と具体的なとりくみ、地域で組合員が集まり語りあうことの大切さについてていねいに説明し、とりくみへの意思統一をはかりました。
 参加者からは、職場の実態とともに、労働生産性が追求される働き方への問題意識や、欠員不補充による要員不足の深刻さなどの実態が報告され、同じ損保に働く仲間として実態を共有しあいました。ニューインディア分会とゼネラリ分会がたたかう「雇用問題」についても、たたかいの意義と現状についての説明、当事者からの支援要請がおこなわれました。
 そして、「集まり語りあう」ことの大切さが確認され、同じ損保で働く仲間が地域で集まる場を可能な限り設定していくために、組合員同士が連絡を取りあって具体的なとりくみにつなげていくことを確認しあい、秋のたたかいは意気高くスタートしています。



本部オルグで寄せられた感想から
過労死ラインを容認する政策など、自分でも違和感のあった点など、考える機会になりました。会社政策についても、細かな点が違えども、パソコンのログオフの話や、業務を事実上「下におろす」ことなど、各社あまり変わらないと思いました。
ニューインディア、ゼネラリの件は以前から気になっていますが、決して他人事ではなく、自社にも起こり得ることのため、陰ながら支援し、今後も注目していきたいです。
労働者ひとり一人が損保業界を取り巻く問題を自分のこととしてとらえ、力を合わせて活動していく必要があると思った。会社という大きな組織と対するには、個ではなく団体で対抗しないと太刀打ちできないと思う。
外資の仲間が泣き寝入りせず声をあげた勇気に敬意を表します。私たちは入社した時から全損保にいて分裂攻撃で多くの仲間を失っていますが、結集する組織が存在するありがたさをたたかい当事者の話を聞きながら思いました。
ニューインディア分会の皆さんが参加され、お話を伺うことができてあらためて社会の歪みを身近に感じました。他の会社の話ではなく同じように生活のため、自分のために頑張ってきた労働者に対して残酷なやり方だと思いました。
浅岡さんのひと言ひと言が、自分が全損保に残ることを決めたあのときの思いにつながり涙が出てきました。組織を支えているのは人です。その人が働きがいや、本当の人間らしさを失って組織は成り立ちませんし、国民の役に立つ損保産業は成り立ちません。そのことを常々実感していきます。
東日本大震災で得た損保の意義を私たち従業員の方が持っているとの言葉を聞き、はっと気づくことがありました。やはり、経営側より損保を愛し、会社を愛しているのは従業員です。生産性や合理化の旗印のもとにすすめられる強硬な施策について、今一度声を大にして検討を申し入れていきたい。

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