緊急提起 損保産業・再生の視点

真の健全性をとりもどすために

→ パンフレット「緊急提起 損保産業・再生の視点 真の「健全性」をとり戻るために」(pdf)
→「働くためのコンプライアンス運動」ハンドブック(pdf)

 全損保では、社会的に大きな問題となっている「保険金不払い問題」について、その原因や背景、責任の所在を明らかにする論議を重ねてきました。その論議をまとめ、「損保産業・再生の視点 真の「健全性」をとり戻るために」をパンフレットにまとめ、緊急提起します。
 緊急提起では、なぜ、「不払い問題」は起こったのか、原因の全体像と責任の所在について、“1998年「自由化」と競争激化…「自由化」のパラドックス”、“長年の不公正過当競争と保険金支払い業務の実態”、“「ルール」なき職場から真の「コンプライアンス」は生まれない”、“「構造改革」と利益第一主義の横行”、“労働組合の指摘に耳を貸さない結末”の角度から幅広く明らかにし、「損保産業・再生の視点」として5つの視点を打ち出しました。全損保でとりくんできた「働くためのコンプライアンス運動」も、この提起に結びついています。
 現在、金融行政の強い姿勢のもとで、損保各経営が「再発防止策」が検討されていますが、原因の全体像と責任の所在があいまいなままでは、根本からの解決ははかれません。私たち全損保は、損保産業が再生していくために、すべての損保関係者に、緊急提起する視点に知恵と力を集め、努力を開始することを呼びかけます。同時に、全損保は、今後、すべてのとりくみにこの視点を位置づけ、損保産業が、「保険金不払い問題」のような事態が二度と起こらない、国民・消費者のために社会性、公共性を発揮する真の「健全性」をとりもどすため、労働組合としての役割を発揮していきます。




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