日動外勤のたたかいに意気高くとりくみ
全面勝利をかちとる決議


 日動外勤支部組合員が契約係従業員としての地位確認を求めた訴訟が、1月12日結審した。判決は3月26日、東京地裁大法廷で言い渡される。この裁判で、私たちは事実と道理をもとに、東京海上日動火災による契約係従業員制度廃止の不当性を明らかにし、高い到達点を築いている。しかし、会社は、「事業再構築は経営の専決事項」、「経済合理性の観点で企業が判断したのだから高度の必要性がある」などと暴論を吐き、私たちの訴えを門前払いするよう裁判所を恫喝している。したがって、この裁判は、「労働ビッグバン」などと、収益のために労働者に犠牲を強いる居丈高な財界の出方と結びつくものとなっており、確実に勝利判決をかちとるためにより一層の奮闘が求められる情勢となっている。
 私たちは、東京海上日動火災の横暴をやめさせるため、全力でたたかいをすすめている。たたかいは、全損保の枠を超えて共感を得、ビラへの鋭い反応も含めて会社への社会的批判は確実に広がっている。また、会社は、「保険金不払い問題」で経営責任が問われているが、その根本にあるものは、契約係従業員制度廃止と同じ収益至上主義である。私たちのたたかいは、会社の社会的信頼そのものを問うものとなっており、主張と運動を進めれば、一気に広がる条件を持っている。社会的批判を広げることこそ、会社を変える力となることは、このたたかいの中で培った私たちの確信である。
 私たちは、これまでの裁判と運動の土台に立ち、何としても勝利判決をかちとり、東京海上日動火災に全面解決を決断させるたたかいをすすめていく。会社は、7月の制度廃止強行の構えを変えず、4月には配転命令を発令、逆らえば解雇という強行姿勢を崩していない。私たちは、このような姿勢を断じて許さず、裁判所への要請、会社の包囲行動などを全力で展開し、3月26日には何としても勝利判決をかちとり、これを力に全面解決をかちとる決意である。
 日動外勤のたたかいの勝利のため、全損保全体でたたかうことを、この会議の名のもとで、決議する。

2007年1月20日
全損保支部地協代表者会議




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