勝利判決を手に怒りを束ね
全面解決をかちとるたたかいに全力をあげる

  本日、東京高等裁判所は、不当労働行為を続ける朝日火災経営の控訴をきびしくとがめ、私たちは勝利判決を手にした。これにより、経営者は、組合への支配・介入、たたかう仲間への差別と権利侵害を、最高裁判所を含む裁判所、労働委員会から10度にわたり断罪されたことになる。しかも、この9月には、緊急命令不履行を理由に過料が課される前代未聞の事態も引き起こしている。
 この勝利判決は、弁護団の献身的な努力、全損保各支部・地協、全国の組合員のとりくみ、全証労協・全労連全国一般をはじめとする共同闘争が、朝日のたたかう仲間の不屈の奮闘に結びついた結果である、朝日火災と親会社である野村証券経営者は、25年にわたり、その声を無視し続けてきたが、これ以上、仲間を差別と権利侵害のもとにおくわけにいかない。また、企業の反社会的行為が鋭く批判される今日的状況に照らしても、このような態度は断じて許されるものではない。
 私たちは、朝日火災・野村証券経営者に判決を守らせるため「一週闘総行動」を展開する。経営者が解決を決断しなけれぱ、勝利判決を手に、すべての組合員の怒りを束ね、全面解決をかちとるまで断固たたかいぬく決意である。

2003年9月30日
全損保常任中央執行委員会





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